THE GREAT BRITISH RALLY

2014年3月14日(金)〜15日(土)で行われたTHE GREAT BRITISH RALLYというイベントに参加してきました。 今回が初開催となったイベントですが、英国車による公道タイムラリーであり、スタートはなんと英国大使館。 都内を抜け箱根を目指し一泊、翌日に都内に戻るというスケジュールです。 今回、「ユニパワーで」という声により塩原/津久井にてユニパワーで参加。 またミニ・モーク乗りであるO様にも声がかかり一緒に2台で参加となりました。 それでは二日間の模様を簡単に紹介したいと思います。

当日の朝は1時起床、2時に自宅を出て3時に富士見店へ。 その後、前橋から関越に乗り寄居PAにて4時にO様と待ち合わせ。 都内に入るころやっと空が白み始め、6時過ぎに大使館近くへ到着。 少し時間をつぶし、7時に英国大使館に入館しました。 さすが大使館、入るときもセキュリティーが厳重で普段入れない場所に入るという緊張感が気分を盛り上げてくれます。 中に入り受付をすませゼッケン等の準備をして戦闘準備?完了です。


大使館の中ではイングリッシュ・ブレックファーストを戴き、その後ドライバーズ・ミーティング。 かなり本格的なラリーです・・。 ドラミも終わりスタートまでの時間は他の車輌を見学。 戦前から最新まで40台の車輌を見て回りました。 ちなみにゼッケン3のロールス・ロイスは1904年製で110年物! 1世紀以上前の車ですよ!


英国大使による挨拶が終わり、いよいよ競技のスタートです。 ゼッケン0号車からスタートし、モークが22番、ユニパワー25番のスタートとなりました。


都内のラリーは車は多いわ、交差点も多いわで大変・・。 スタートして二つ目の左折ポイントをモークは直進していき早くも何処かへ消えていきました・・。 その後、追いついてきたモークをファンネル越しに見る(乗っていたら肉眼ではどうやっても見えませんが・・)事が出来るのもユニパワーならでは。 渋滞の都内を抜け東名高速に乗り箱根を目指します。 ターンパイク入り口で小休止及びオイルチェック。 ガバっとカウルあけて、エンジン前方の隙間からレベルゲージ抜いて・・とミニと比較すると大変。 でもユニパワーで一番大変なのは・・。


ターンパイクを気持ちよく走り、途中の開けたところからは海が。 海無し県に住んでいると、海が見えるとワクワクしてしまうのは僕だけでは無いと思います。 見晴らしの良い所で車を止め・・・、でも降りていきません。 何故かって? ユニパワーの大変な所は、何と言っても乗り降りがしんどい!! 小さいドアに狭いコックピット、低いルーフ、そしてロールケージと片足入れて、お尻落として、もう一本の足を抱え込むように・・みたいな。 さらに荷物置き場も無いので外に荷物置いて乗ってから拾いあげる。 ほんと、大変なんです。 初日だけの乗り降りで僕は4回足が吊りました。 乗るときに笑われること数回、降りるときに笑われること数回、荷物を持たずにドアを閉めて「忘れてるよ」と言われること数回・・。 音?乗り味?調子?全てとても良い子にしていたユニパワーですが、乗り降りが本当につらかった・・。


伊豆のワイナリーにて遅めの昼食。 その後、箱根の富士屋ホテル(初日のゴール)を目指します。 だんだん気温も下がり、モークの二人は寒そう・・。 ユニパワーもヒーターは無いですが、外に居るのと比べればまだマシかな? 薄暗くなるころには天候が悪化。 ついに雨が降り出したと思ったら・・だんだんフロントガラスに付く雨粒が氷に変わり、え!?雪じゃない!?


みぞれ混じりの天気の中、なんとか無事に富士屋ホテルに到着。 部屋はご覧のように天井が高く、とても素晴らしいものでした。 その後、大正時代に建てられたというダンスホールにてパーティーが開催です。 おいしい食事にお酒も進み、楽しいひと時を過ごしました。 食事後にバーラウンジで一杯と洒落て?みましたが、1時に起きてすでに21時間以上経過しており、かなり眠かったのは内緒です。 あと、タキシードが似合わない!とか言わないように。


2日目の朝を迎え優雅に朝食。 昨晩降っていた雪はすっかりと止み良い天気になりそうです。 アストンマーチンに囲まれたユニパワーをキレイに吹き上げ、2日目のラリーに備えます。


スタートして「今日は良い天気になって良かったね〜」と話していたのも束の間、気が付けば辺りは真っ白、雪景色。 幸い路面は大丈夫だったのでよかった。 白い雪の花の中を走っているようで、写真でみるより実物はキレイでした。 大涌谷を越え、かつて日産がモンテカルロラリーを想定して練習していたとうワインディングへ。 気持ちよく快走。


山、雪、と言ったら次は海でしょう!という訳ではないですが、次なるチェックポイントである大磯ロングビーチを目指します。 ユニパワーは絶好調、そしてモークも絶好調。 横の海が見たいですが、車高の低いユニパワーの助手席からはガードレールが一番良く見えました。


大磯ロングビーチではジムカーナ競技が行われました。 競技の待ち時間にはロールスのシルバー・ゴーストに座らせて頂いたり、色々なお話をオーナーの方から伺いました。 中々出来る経験ではありません。 それにしても、110年前の車輌で高速、峠、雨、雪の中を一緒に走ってこれるって素晴らしいですよね。 MK−Tで50年、まだまだ負けてられませんね。 ジムカーナ走行後にケータハムの試乗会があったのですが、トラブルによりアストンマーチン2台とロータスの試乗が出来ることとなりました。 僕はアストンマーチンのバンテージSに乗せてもらいましたが、いや〜凄いの一言でした。 恐ろしいほど速く、止まり、曲がり、とんでもない車ということが解りました。 貰えるなら欲しいですが、買うならクーパーSとカントリーマンと1000クーパーと買ってもまだ買えると思うとミニがいいなぁ・・と思ったのが本音です。


大磯を出て都内に戻り、青山などを回るルートへ。 やはり車の多さと車線の多さに緊張しつつも、何とかミスコースせずに走ります。 そして目の前にゴールの東京駅が。 無事ゴールを向かえステーションホテルの駐車場へ。 ユニパワー、入り口前の一等席でした。


東京の街で少し時間を潰し、いよいよフィナーレ。 ステーションホテルにて表彰式が行われました。 ラリーは難しいし、まぁ呼ばれることはないな・・と思っていたらまさかのジムカーナ優勝。 初代ジムカーナチャンピオン?となったのでした。 そして何処へ行っても誰にでも人気だったO様夫妻&モークはベストドレッサー?賞を受賞。 皆から変態呼ばわりされていましたが、あれだけ決めてモークを楽しんでいる姿は最高だと思います。 楽しかった二日間も無事終了し、そのまま群馬へ。 今回、ミニではなくユニパワーという車に二日間乗っていて思ったのは、ユニパワーというレーシングカーが普通に東京の渋滞から高速、山道まで走ることが出来、何のトラブル・不安も無く二日間走りきれたことに感動。 まったく愚図ることもなくいい子にしてくれました。 乗り降りを除けば・・。 本当、ユニパワーも良い車ですね。 楽しい二日間をありがとう。 さぁ、次はミニで4月のブリクラです!

MINIYA Ai FRAGILE

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