KAD製4POTキャリパーです。 4POTとは、プレーキパットを押し出すピストンが4つ付いているキャリパーの事。 ミニの純正は12インチ、10インチ共に2POT。 2つのピストンでパットを押し出しています。 4POTにするメリットは、まずピストンの押し出す面積を増やせる為に、パットのサイズを大きくする事が出来る。 パット面積が広がれば制動力のUP、また、面積が広い為に熱がこもり難く、耐フェード制も高くなります。 KAD製の4POTキャリパーは、キャリパー本体もアルミで出来ており、純正キャリパーと比較すると段違いに軽いというメリットもあります。 手で持ってみれば重さの違いは歴然。 サスペンションの下(俗に言うバネ下)の重量を1kg減らせば、ボディを10kg軽くした場合と同等の効果が出ると言われています。 それだけに、この重さの違いは大きいですね。 見た目もカッコイイですし。 しかし、4POTキャリパーにもデメリットはあり、1つはキャリパーのサイズが大きくなるので、ホイールによってはキャリパーが当たってしまう事があるという事。 もう一つは、オールド・ミニなどのシングルマスターだと容量が少なく、ブレーキの踏みしろが一度ではないという事。 これは、マスターシリンダーを変更する事で対応が可能です。 しかし、何と言ってもブレーキ性能は段違い。 スポーツ走行やサーキットを走っている方にお勧めしたい1品です。