TRW ブレーキディスク&ブレーキパッド

特別なチューニングパーツでは無いのですが、今回、実際に体験談として紹介したいと思います。 実走75000kmの40周年アニバーサリーのAT車を通勤カーとしてほぼ毎日使用しております。 片道40kmちょい、往復で95kmくらい毎日走行しているのですが、今回ブレーキディスクの磨耗もありディスクローター交換を行いました。 それでは、インプレッションをどうぞ。

ローターに関してはいくつかある社外品の中からTRW製を選択。 性能面に関しては特に不満も無く標準的なローターかと思います。 ローターが磨耗した場合、キャリパーや他の部分の消耗も考えると10インチ化も考えましたが、他のミニが全て10インチのためあえて12インチのままとしました。


ブレーキパッドは今までもフェロード製FD824ブレーキパッドを使っていましたので、今回もそのまま選択。 通常の街中使用から長距離ドライブまで不満なく使える良いパッドだとは思います。 ブレーキダストも比較的少なくていいですね。


両方交換し、普段の通勤に毎日使用してるのですが、走行距離100kmくらいからブレーキ鳴きが。 走り始めは良いのですが温まるとキーキーなってしまいます。 ブレーキパッドはもちろん丁寧に面取りもし、鳴き止めのグリスも塗布していますが、どうにも温まると鳴いてしまいます。 今まで新車時からのローターにも使っていましたがほとんど鳴いた事はありませんでした。 他の車輌でも良く使用していますが、ほとんどブレーキ鳴きというのは無かったのですが・・。 色々と調べてみた結果、TRWのローターとフェロードのパッドの組み合わせで相性によっては鳴きが出てしまうという事が解りました。 現在、ローターは数社から出ていますが、比較的にTRW製は評判が良かった為に安心していたのですがダメでした。 そこでさらに調べてみて下記の対策をとることに。


ヨーロッパ車は全般的に国産車に比べるとブレーキ鳴きはしやすいと思いますが、ローターとパッドの相性で鳴いたりする場合も多々あるかと思います。 情報を集めた中でTRW製のローターにTRW製のパッドが鳴きにくいという話しがあり、パッドをTRW製に変更。 同メーカーの為に相性が良いというのは想像の付くところではありますね。 さらに、パッドとキャリパーの間に鳴き止めのシムを挟むとなお良いという情報を得て、両方セットすることにしました。 左の写真ではシムが2枚しか写っていませんが、4枚全部のパッドに使用していますので実際にはシムを4枚使用しました。


その後、現在300kmほど走行しましたが、ブレーキ鳴きは発生していません。 ブレーキタッチはTRW製のパッドの裏面には鳴き防止材が張ってありさらにシムをはさんでいる為に少し柔らかめに感じますが、気になるレベルではありませんね。 通勤コースがバイパス、山道となるために色々なブレーキのシチュエーションで使用していますが特に不満は出ていません。 あとは鳴きがこのまま出なければよいですね。 もし、ブレーキ鳴きで悩まれている方、もしかしたらシムで解決出来る場合があるかもしれません。 その内にフェロード製パッドにシムを入れて鳴かないか試してみたいと思います。