赤いロッカーアームが目立つTITAN社ローラーロッカー。 ローラーロッカーとは、バルブを押すロッカーアームの先端部分がローラーになっており、フリクションを減らし磨耗も防止するという役目を持っている物。 実際ローラーロッカーを付けたからといって、ピークパワーが大きく変るわけでない。 しかし、バルブをローラーで押すので、ノーマルのロッカーアームで押す場合と違いスムーズに押し下げる事が出来る。 ノーマルは鉄の塊でバルブを押しているので、押し下げる場合も後ろ方向に引きずりながら下げていくイメージになる。 当然、こすれた部分は磨耗し、また、後ろ方向へ引いている訳だからバルブガイドの偏磨耗につながる場合もある。 長い目で見れば、磨耗防止という観点で見ると効果は大きい。 また、ローラーロッカーの中にはバルブのリフト量(バルブが押し下げられ開いている時間)を変えるタイプの物がある。 これはハイリフト・ロッカーと呼ばれる物で、ローラーロッカータイプの物と、ノーマルと同じタイプの物とがある。 ハイリフト・ロッカーについては別項目で紹介します。 パワーアップと言う点では、大きくは望めませんがエンジン保護と言う点ではお勧めしたいパーツです。