軽量化・フルバランス取りを行ったクランクシャフトです。 クランクシャフトはエンジンの中心部であり、要と言える部品でもあります。 エンジン回転数は、このクランクシャフトが1分間に何回転回るか?という事になりますので、6000rpmとなれば1分間に6000回転(1秒間に100回転)回っていると言う事。 通常、ノーマルのクランクシャフトは14kgほどありますが、それだけ重い物を高回転で回すのは大変な事。 そこで軽量化し、高回転時の負荷を少なくしています。 また、ただ単に軽くすれば良いという物でもなく、軽すぎると慣性力も減り、結果としてトルクが少なくなってしまいます。 このクランクは2kg程軽量化し、回転ムラを抑えるためにバランス取りが行われています。 実際に組み込んでは、まだ慣らし終了直後という事もあり全開では回していないのですが、回転はスムーズ。 とてもキレイに回っているという感じです。 本領を発揮するのは高回転時ですから、まだまだこれからでしょう。 デメリットとして高価になってしまうという事、加工に時間がかかるという事がありますが、高回転でのレスポンスを楽しみたい方には有効なパーツです。