写真は10インチのブレーキディスクです。
通常のディスクはツルツルしているだけですが、そこに穴開け加工した物が
ドリルド・ローターと言われる物です。
では、何故、穴を開けるかというと、ブレーキは摩擦を利用して制動力を得ています。
ツルツルの面にパットを押し付けるより、穴の分だけ角が増え、摩擦が高くなる為です。
また、摩擦だけでなく、穴の分だけ総面積が増えますから、放熱性も良くなります。
写真はTAROX社のドリルド・ローターですが、他にも何種類か出ています。
穴の開け方や、面取りの仕方、配置などがメーカーによって変わってきます。
昔は精度が悪く、クラックが入ってしまう物もあったようです。
一流メーカーの製品なら大丈夫でしょう。
同じブレーキパットを使用した場合、ノーマルディスクよりドリルド・ローターの方が効きます。
ただし欠点もあり、ブレーキが効くという事はそれだけパットを削っているという事。
スタッフのミニでは、1年でブレーキパットが終わってしまいました。
走り方や、走る場所によっても変わると思いますが、ノーマルディスクよりは間違いなく
早く終わると思います。
後は、値段が高いのも欠点ですね。
しかし、値段以上のパフォーマンスはあると思いますよ。