足廻りのメンテナンスでは、サスペンションからブレーキまで色々な箇所に及びます。 安心して走れるのはもちろん、2年後、3年後を考えたメンテナンスを行っています。

1.ブレーキ関係

ディスクブレーキでは、キャリパーからのフルード漏れや動作、パット残量の確認。 フルード漏れはもちろんオーバーホール、また、パットは残量に応じて交換です。 ローターも編磨耗や段付きがないか確認し、ブレーキ鳴きがないかどうかも確認します。 ローターに異常があれば交換です。 ドラムブレーキは、ホイールシリンダーは漏れにかかわらずオーバーホールを行います。 また、シリンダーに問題がある場合はアッセンブリー交換です。 ドラム、ディスクとも同時にブレーキホース類に亀裂がないかも確認します。
2.ブーツ類

ステアリングラック、ドライブシャフトなどのブーツの確認。 亀裂や破れがあれば交換します。
3.ジョイント

アッパー/ロアアームのボールジョイントや、タイロットエンドにガタがないか確認。 ガタがあれば、調整又は交換となります。
5.ブッシュ類

アッパー/ロアアーム、テンションロッドの取り付けブッシュの傷みを確認。 傷みがある場合は交換。
6.ドライブシャフト

ドライブシャフトにガタが出ていないか確認します。 インナー/アウタージョイントとも確認し、ガタが有れば交換です。
7.ステアリングラック

ラックにガタが出ていないか確認します。 ガタが出ていれば交換となります。 また、ラックの取り付けに緩みがないかも確認します。
8.ベアリング

ハブベアリングの確認。 前後とも磨耗によるガタが出ていないか確認し、ガタがあれば交換します。
9.グリスアップ

当然ですが、グリスアップを行います。
10.ショックアブソーバー

ショックが抜けていないか確認します。 オイルショックの場合はオイルが漏れていないかも確認。 抜けていたり、オイル漏れしている場合にはショック交換。
11.増し締め

各部とも、取り付けに緩みがないか確認。