SUツインキャブレター
リチャードロングマン チューニングヘッド
圧縮比10.25:1
MAX POWER 90HP/5500rpm

90馬力まで出力を高められたパワーユニットは、ノーマルの1300ccキャブやインジェクション、
または、ツインキャブやウェーバー取り付けの車輌と比較して、何と言ってもトルク感があふれる。
メーカーでの販売時は、パワーユニットチューニングのみの車輌である為、走りを意識する
ユーザーにとっては、まず、足を決めないとその美味しさを味わえない状態にある。
そこでショックをAVOに換え、タイヤ・ホイールを5J−165へ変更、フロント・リアに
ネガキャンを組みセットアップ。
デフのファイナルが3.2の比率の為、どちらかというと高速コーナー向け。
そこで、草木ダム〜足尾までの高速コーナーにてセットアップ。
正直、町乗りとしては4速ギアはほとんど必要ないくらいの感じである。
下から上までレスポンス良く、キビキビと走る事が可能。
もちろん、始動時の煩わしさも無く、スロー安定性も申し分無い。
0〜100kmの加速は十二分、タイトなコーナーでの2速3速の動きや、4000〜6000rpmの
吹け上がりなど、とても気持ちよく楽しく乗る事が出来る。



ショックセットアップ
フロント 15段
リア   13段

欠点としては、町乗りラジアルタイヤの為、タイヤのグリップ不足、
そして高速コーナーの立ち上がりを考えるとフロントにスタビを追加したい。
それが出来れば、そのままサーキットに持ち込んでもOKとなるトータルバランスのとれた車輌である。
何しろ思った通りに振り回せるので、エンジンの扱い易さとセットアップされた足回りで、
走る楽しさを発揮してくれるライトチューニングカーである。



今後のセットアップのポイントとして
・タイヤをハイグリップの物に交換(アドバン038や032R、ダンロップR7など)
・電装系の強化
・フロントだけでもスタビの取り付け
・キャブレターをウェーバーに変更(走り方や好みに応じて)
上記は、ミニ初心者であれば、乗って1〜2年後ぐらいに手を入れて頂きたい部分である。