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2002年6月のPHOTOはチューニングヘッドにしてみました。
チューニングヘッドと言っても色々と種類があり、
今回選択したのはリチャードロングマンというメーカーの物です。
その中でも使用目的やスペックによってステージ3とか
GT14、15、17などの種類があります。
今回選択したのは、GT14というスペックのヘッドです。
まずは元の写真から。
下の写真が加工する前のものです。
ノーマルヘッドも比較の為に載せてみました。
左がロングマン、右がキャブクーパーのノーマルヘッドです。

燃焼室の形状や、バルブのサイズがノーマルとはかなり違っています。
ノーマルの方は、カーボンが付いていて解りにくいですが・・。
このカーボンも、WAKO'Sのフューエル1というガソリン添加剤を
定期的に入れる事によって、ある程度までは減らす事が出来ます。
入れてる車と、そうでない車では、エンジンを開けた時に
カーボン量が全然違ってきますね。
上のヘッドも、10万キロ以上走っているものですが、
キレイな方でしょう。
心配な方は、一度入れてみる事をお奨めします。

次の写真は、燃焼室側全体です。
さすがに新品ですから、ピカピカですね。


続いて、上側から見た写真です。
ぱっと見では、普通のヘッドと違いがありません。


ところが、ノーマルとは全然違うのです。
下の写真はバルブスプリングのUPです。
左がロングマン、右がノーマルです。
左のロングマンの方は、スプリングが2重になっているのが解りますか?
これは、高回転まで回してもバルブが踊らないように強化してあるのです。
右のノーマルは1本のスプリングですね。


そして吸気&排気ポート。
この穴の大きさも全然違います。
下の写真で比較してみて下さい。
左のロングマンの方が大きいのが解りますか?

最後に、このヘッドを組んで完成したエンジンです。
ベースはキャブクーパーですが、エンジン、ヘッドは
グリーンにペイントしてしまっています。
ブレーキサーボ等も取ってしまいましたので、スッキリしていますね。

チューニングヘッドも、ただ載せればイイという物ではありません。
当然、ヘッドに見合ったセットアップが必要となってきます。
また、街乗り使用なのか?サーキット走行まで考えるのか?によっても大きく違ってきます。
全体のバランスがとれて、初めて良いエンジンとなるのです。
このエンジンのオーバーホールの様子は仕事中コーナーで載せていきたいと思います。
どういうパーツを組み合わせるのか?どんなフィーリングになったのか?
楽しみにしていて下さい。