DOWNTON   LCB

LCBというと、今ではジャンスピード製のものが一般的ですが、ここでは今では貴重なパーツとなった、当時物のダウントン製LCBを紹介したいと思います。 ジャンスピード製と比較して掲載していますので、良く見てみてください。

まずは、全体像から。 左がダウントン、右がジャンスピードです。 ダウントンは全体的にカーブも滑らかで、ある意味3D的な立体的に形作られているのが解るでしょうか。 比較してジャンスピードは直線的に見える作りをしていますね。 比較してみると、かなり違いが良く解ります。 それでは、各部分を見てみる事にしましょう。



まずは、左右のパイプが合わさる部分から。 ダウントンは、ダウントンはパイプが合わさった後、向かって右に大きくカーブしています。 実際には、LCBからマフラーに繋がる部分というのは、基本的に同じ位置ですから、この2本が合わさる位置が左に寄っていて、合わさってから右に行くと言ったらいいのでしょうか。 ジャンスピードは、かなり直線的に伸びています。 もう少し、合わせ目をアップで比較してみましょう。



合わせ目ですが、両者の違いがハッキリとわかります。 ダウントンは、2本のパイプが均等に合わさるような形状をしています。 対してジャンスピードは、左のパイプに右のパイプを繋ぎ合わせた形状ですね。 排気の流れは、これで全て決まる訳ではないですが、均等に合わさるほうがスムースには流れる事でしょう。 合わせ目の処理も、ダウントンの方が、かなり丁寧におこなっています。 2本が繋がる部分は、溶接跡もキレイに処置していますから。



こちらも同じく合わせ目となる、「Yピース」と呼ばれる部分です。 見た目がYの形をしているのでYピースと呼ばれており、LCBの一番出口になる部分でもあり、一番低い位置にきますので、ここをぶつけてしまい変形して排気漏れを起こしているミニもいますね。 ここも比較すると溶接の処理の仕方が段違い。 ダウントンは何処で繋いでいるのか解らないような仕上げです。



ちょっと写真が暗いですが、横から見た形状の違いも。 ダウントンを立体的と表現したことが良く解るカットですね。 滑らかでありながら、大きく立ち上がって戻る複雑な形状をしています。 もちろん、エンジン特性に合わせた計算された形状なのでしょう。 ジャンスピードも、同じく計算されているのでしょうが、どうしても直線的に見えてしまいます。



この角度から見ると、更に複雑な形状であるのがわかりますね。 当時は、手曲げでの作業だったのでしょうか。 全体の形状は滑らかに、そしてキレイな曲線で作られています。 ある種の芸術品と言っても過言ではないでしょう。

同じLCBと言っても、これだけ形状の違いがあるんですね。 形状の違い=排気の流れの違いですから、実際に取り付けて試してみたいです。 それにしても、見れば見るほど素晴らしい! たぶん、これと同じものがBORAD SPEEDや、当店で輸入した62y MORRIS MINI 997 COOPERに付いていると思われます。 そちらも是非、ご覧下さい。