インジケーター・ランプ

所狭しと、計器やスイッチ類の並ぶラリーカーのメーターパネル。 今回は、そのメーターパネルに関するトリビアを紹介します。

メーターパネルに良く取り付けられているインジケーター・ランプ。 様々な形がありますが、機能としてはスイッチのON−OFFや動作状況をランプの点灯にて知らせる為のものです。 暗い中でも動作が一目で解るように、点灯する仕組みになっている訳ですが、そこに一つのトリビアがありました。



間違い探しのようですが、上の写真、よ〜く見比べてください。 違いがあることに気が付くでしょうか。 今回のトリビアに秘密はそこにあります。



ラリーというと、当時は夜間ステージもあり、暗い中を走行する事がありました。 そうした暗闇の中を走行するときほど活躍するインジケーターですが、逆に問題点もありました。 その人にもよるのでしょうが、暗い中で視界にインジケーターの光が入ってくる事を嫌う人もいます。 運転をするドライバーもそうですし、MAPを見ているナビも同じでしょう。 そこで、その悩みを解消するのが今回紹介しているインジケーターなのです。



どういう事かというと、インジケーターとして点灯するのはもちろんですが、光が邪魔に感じたとき、レンズの部分をクルッと回転させるのです。 そうすると、あら不思議。 光が遮断され外に出なくなるのです。 よく考えられていますね。 当時、ワークスカーに採用されていたランプは、このタイプです。 今ではかなり貴重なレアパーツですね。 たかがインジケーター・ランプなのですが、ラリーカーのレプリカ等を作成したいと思っている方は、是非参考にしてみてください。