ルーフ張替え

97年以降の布張りのルーフ。 それ以前のビニール張りのルーフと比べでも新しいうちは雰囲気も良くキレイで良いのですが、年数が経つと内張りが黒ずんできたり、裏地のスポンジがポロポロとこぼれ落ちてきたりという状態になっている車輌も多いと思います。 ルーフを張り替える事で対応出来るのですが、同じ張替えを行うのでしたら雰囲気を変えて・・という形で内張りを作成したりしています。 今回、張替えの一例として作業を紹介したいと思います。 では、作業内容をどうぞ。


写真ですと少し解りにくいかもしれませんが、左の写真がオリジナルのルーフ。 少し毛羽立っている感じの布張りですが、表面がかなり黒ずんできています。 また、裏地にはスポンジが張ってあるのですが、それがオレンジの粉となってドアの上部やクォーターガラスの上部からこぼれてくる状態となっています。 室内にオレンジの粉が落ちていて「何だろう?」と思っている方も多いのではないのでしょうか?


左の写真は、新たに張替えを行ったルーフです。 張替えにもいくつか方法はありますが、ノーマルのルーフで張り替えるのではなく、オリジナルで作成して張替えを行いました。 この車輌に使用しているのはパンチング加工を行ったアイボリーのレザー。 全体的にオールド風な雰囲気の良い仕上がりになると思います。


ルーフの張替えを行う場合、フロント/リアガラスおよびクォーターガラス(羽目殺しの場合)のウェザーストリップを脱着を行う必要があります。 ウェザーストリップの中にルーフが巻き込んで留めてあるのでウェザーを外さないとルーフ交換が出来ないんですね。 羽目殺しのクォーターウィンドウの場合、一緒に開閉式に変更するのも良いですね。 クォーターが開くと空気の流れが良くなりますので、暑くなってきた時期には活躍します。 この車輌も同時に変更します。


どうです? 雰囲気良く仕上がったと思いませんか? ルーフの黒ずみで悩んでいる方、また車輌のリフレッシュを行いたい方、かなり良くなると思いますので、一度検討してみてください。 室内の目に付く部分がキレイになるとイメージも変わりますヨ。 他にもブラックレザーでやる方法や、違う生地を使用してという方法もありますので、いつでもご相談ください。