現在納車整備中のメイフェア。　特に不具合ではないですが、この先の事も考えシリンダーヘッドガスケット交換およびヘッドオーバーホール作業を行なっています。　大きなダメージもなくオーバーホールもスムーズに進んだ内容ですが紹介したいと思います。

降ろしたシリンダーヘッドがこちら。　燃焼室にカーボンが付いていますが、特別にクラックなどの大きな問題はありませんでした。　カーボンの付着具合も一般的に多いというほどでもありませんね。　ここからバラし、きれいに仕上げていきます。

左は外したバルブやスプリング類です。　バルブに付着しているカーボンも一般的ですね。　磨耗もなくＯＫです。　また右の写真のステムシール、こちらは年式相応の痛みはありますね。　もちろん、ここまで分解してれば基本的に交換です。　バルブガイドはガタ等もなく問題なし。

バルブのカーボンを丁寧に落とし磨いていきます。　傷つけないように丁寧に。　またスプリングやコッター、リテーナーなどのパーツも洗浄してキレイにします。

ヘッドの燃焼室もカーボンを落としキレイに仕上げました。　バルブシートも入念にチェック。　大きなダメージもなくシートカットの必要はありませんでしたが、バルブを丁寧にすり合わせ。　光明丹をつけ当たりをチェック、当たりが悪ければ再度すり合わせと、地道な作業の繰り返し。　最終的にこの丁寧な作業が良いエンジンへとつながります。　今回もきっちり仕上げました。　納車まであと少し、楽しみにお待ちください。