1300ccキャブレター車として評価の高いキャブクーパーのエンジン。 この車輌のエンジンは、走行約10万kmですが、特に不具合も無く良い状態ではあります。 しかし、ここで一度リフレッシュを行う事により、本来の性能を100%発揮出来るようフルオーバーホールを行います。 熟練した人の手によって組まれたエンジンは、新車時に工場で機械組みされたエンジンと比べると滑らかで、乗り込めば乗り込むほど、その違いが良く出てきます。 また、慣らし運転から初めて頂きますので、慣らしが進むごとにスムーズにエンジンが回転するのが解って頂けるでしょう。 しっかりと組み上げたエンジンは本当に良い物です。 また、エンジンのオーバーホールについては「ただ今、仕事中」のコーナーでも紹介していますので、是非、そちらも参考にしてみて下さい、


オーバーホールについて
エンジンをオーバーホールするには、沢山の部品を交換したり、新しい部品を使うにもしっかりと摺り合わせを行ったり、多くの手間をかけて組み上げていきます。 ここで、どれだけ手間を惜しまずに組み上げるか?という事で、完成するエンジンは別物になってしまうと行ってもいいでしょう。 下で紹介する写真は、オーバーホールで使用する部品の一部です。 長く安心して、そして楽しんで頂けるよう、細心の注意を払って組み上げたエンジンを堪能して下さい。 ミニに乗れば乗るほど、ミニの事を知れば知るほどオーバーホールがしてあって良かったと理解して頂けると思います。


下記に示す内容は基本的な部分です。
エンジンの状況により、更に追加作業を行います。

エンジン本体 オーバーホール
 ・エンジンブロック清掃/状態確認
 ・ピストンリング交換
 ・ピストン清掃/状態確認
 ・クランクメタル交換
 ・コンロッドメタル交換
 ・スラストメタル交換
 ・クランク状態確認
 ・コンロッド状態確認
 ・オイルポンプ交換
 ・バルブリフター交換
 ・カムシャフト状態確認
 ・ウォーターポンプ交換
 ・ラジエター交換
 ・ラジエターホース交換
 ・ウォータージャケット内清掃
 ・各オイルシール交換
 ・各ガスケット交換
 ・各駆動部摺り合わせ
 ・点火系パーツ交換
ヘッド オーバーホール
 ・ヘッド分解清掃
 ・バルブ清掃/状態確認
 ・バルブガイド状態確認
 ・バルブステムシール交換
 ・バルブ摺り合わせ
 ・ヘッド歪み確認
クラッチ オーバーホール
 ・クラッチディスク交換
 ・クラッチカバー状態確認
 ・プレッシャープレート状態確認
 ・フライホイール状態確認
 ・オイルシール交換
ミッション オーバーホール
 ・シンクロリング交換
 ・各ギア状態確認
 ・シンクロスリーブ状態確認
 ・デフ分解/状態確認
 ・各オイルシール交換
 ・各ガスケット交換

エンジンのリフレッシュに伴い、サスペンションもリフレッシュを行います。 まず、ミニの基本であるHi−Loの取り付け、そしてショックをGAZに交換。 Hi−Loは、作りの良さからT−SPEEDを選択、また、T−SPEEDのHi−Loにはナックルジョイントが付属で付いてくるのでお勧めです。 GAZショックは、調整幅も広く、ゆったりと乗る乗り方から、峠などでのスポーツ走行まで広く対応出来、固くしていっても、ゴツゴツ感が無く良いショックです。 もちろん、ブレーキ回り、サスペンション回りの整備もきっちり行います。 特にブレーキ回りでは、フロントのディスクに距離相応の磨耗がある為、ローターは新品に交換。 安心して乗って頂ける様、しっかり整備して納車いたします。

基本的にオリジナルのインテリア&エクステリア。 インテリアではステアリングをウッドに変更し、エクステリアではルーカスタイプのフェンダーミラーを装備。 ルーキータイプのセンター出しマフラーの装着以外はオリジナルの状態です。 ボディ状態も良く、大きな錆びはもちろん腐りはありません。 このままオリジナルを維持して乗るも良し、ドレスアップして自分好みのスタイルに仕上げても楽しいでしょう。 

@エンジン・ミッション・クラッチ フルオーバーホール
Aフロント ブレーキディスクNEW交換
BT−SPEED Hi−LOキットNEW取り付け
CGAZショックNEW取り付け
Dラジエター・ウォーターポンプ・ホース類交換
EラジアルタイヤNEW組み換え
F消耗品交換
G油脂類交換
H足回り各部点検整備
Iブレーキ各部点検整備


ボディは大きな錆び等も無く、ドア下やトランク内などもキレイな状態です。


希少車である1991yキャブクーパーをエンジン・ミッションともにフルオーバーホールして仕上げる車輌です。 エンジンの項目でも書きましたが、特に不具合は出ていませんが今後、永く楽しんで頂く為にオーバーホールを行います。 納車後は慣らし運転から始めて頂き、段々と軽く回っていくエンジンを楽しんで頂きたいですね。 キッチリと組み上げたエンジンは、メンテナンスをしっかり行っていれば10万、15万kmと楽しむ事が可能です。 リフレッシュされたエンジンを是非味わってみませんか?

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