エンジンは、基本的にキャブ・クーパーのオリジナル。 油脂類や消耗品を交換し、キッチリと整備を行いました。 キャブ・クーパーのエンジンは、レスポンスもとても良く、後のインジェクション車と比較するとカムもハイカムとなっており、高回転まで気持ち良く吹け上がります。 しっかり整備されたエンジンは、そのままで十二分に速く、悪戯にチューニングする必要もありません。 乗り手がエンジンパワーを100%使い切れば、ヘタなチューニング・エンジンより速いでしょう。 町乗り等でも非常に扱い易く、普段はキャブレター車だという事を意識する必要はありません。 また、構造がシンプルで、トラブルが少ないという点もお勧めのポイント。 製造終了後、12年経った今でも人気があるのが頷けます。 一度、乗ってみてください。 とても良いエンジンです。


オリジナルのエンジンは、61馬力とは思えないほどパワフル。 町乗りからサーキットまでノーマルで対応可能。 SUキャブは、アクセルワークに神経を使う事も無く、普段は調整する必要も無い。 非常に扱い易いキャブである。


油脂類交換
消耗品交換
点火系 点検整備
水回り 点検整備
クラッチ油圧系 点検整備
エンジン調整 各部点検
グリーン・ペイント ロッカーカバー
ルーカス ゴールドコイル
ルーカス シリコンプラグコード
ルーキー センターマフラー(変更検討中)

サスペンションでは、まずブレーキを10インチ用に変更。 もちろん、新品のKITを使い組み込んでいます。 その際に、純正ブレーキパットでは効きが悪いので、パットはフェロード製に変更しています。 これにより、ブレーキタッチを損なわず十二分な制動力を発揮するようになっています。 また、ブレーキ・システムだけではなく、足回りも全て点検整備。 良く曲がるミニの足回りを堪能して下さい。


この足回りに組み合わせるホイールは、クーパーSタイプの5.5Jアルミホイール。 ホイールをガンメタに塗装し、アドバン032Rを装着しています。 ショックはSPAX製。 今でも愛好家は多く、ミニらしい乗り心地だという人も多い。 また、当然Hi−Loキットは装備済み。


足回り各部 点検整備調整
ブレーキ回り各部 点検整備
10インチDISKキット(NEW)
フェロード824ブレーキパット(NEW)
Hi−Loキット
SPAXショック
クーパーSタイプ 5.5J−10インチアルミ(ガンメタ塗装)
アドバン 032Rラジアルタイヤ(NEW)

インテリアは、あえてオリジナルのままとしています。 センターメーター化やシートの変更も考えたのですが、乗る方の好みがあるという事、また、オプションが増えると車輌価格が高くなってしまう事を考慮し、あえてオリジナルとしています。 オリジナル・シートも痛みや破れは無く、まだまだ良い状態であり、このままでもOK。 後は乗る方のセンスで作り上げていく楽しみを味わってください。 また、内装を変えたいという方はご相談下さい。


それこそ、数多くのシートがあり、乗る方の好みが分かれる部分でもあるインテリア。 ドレスアップの楽しみの一つでもあります。 カーペットをめくれば、フロアはご覧の通り錆び、へこみはありません。 また、フロア等の室内も、全て色を入れています。


オリジナル インテリア
前後シート 破れ、ヘタリなし
インダッシュ・エアコン
アルミ アクセルペダル
室内ペイント

この車輌の一番の目玉であるエクステリア。 速そうな、そして、ちょっとだけ派手なミニを創りたく、オレンジ色でオールペントしました。 ベースとなったキャブクーパーはボディ状態も良く、キッチリ仕上げたボディは、今後永く大切にして頂けるでしょう。 NEWパーツ、レアパーツを使い仕上げたボディは、まさにベスト。 かっこいいです。


オーバーフェンダーは、今ではレアパーツとなった6Jワークスタイプ。 ガンメタに塗装し、メッキモールを取り付け。 この形がいいんです。

ホイールは、サスペンションでも紹介した5.5JクーパーSタイプ。 下地から丁寧に作業し、ホイールもガンメタ塗装。

前後のバンパーは軽量FRP製。 キレイに成型し、こちらもガンメタでまとめました。 グリルも同様にガンメタで塗装。 サンズを外し、レーシーなイメージで統一

ミラーは、あえてフェンダーにレーシングミラーを装着。 クラブマン・レーサー風に仕上げました。

写真では解りにくいのですが、ルーフもガンメタで塗装。 ブラックとは違う雰囲気です。 もちろん、トランク内部もしっかりと塗装しています。


ボディ錆び取りオールペイント
ルーフ ガンメタ塗装
前後ガラスウェザーストリップ&モール交換
レーシングミラー(NEW)
FRPバンパー(NEW ガンメタ塗装)
スチール・グリル(ガンメタ塗装)
グリルボタン(NEW)
ワークスタイプ6Jオーバーフェンダー(ガンメタ塗装)
フェンダーメッキモール(NEW)
ドアミラー、グリル穴埋め
OLDタイプ フロントマーカー
MK−III フロントエンブレム
メッキワイパーアーム&ブレード

ベースは赤/白のキャブクーパー。 ボディ状態も良く、大きな錆び等は無かったのですが、多少塗装が褪せていた為、オールペイントする事にしました。 ただ上塗りするだけではなく、細かい錆び取りや錆止めの処置を行い、キッチリと下地作りをしてから塗装しています。
ベースとなったキャブクーパー。 ボディ全体は状態の良い車輌です。

バンパー取り付け部やオーバーフェンダーの穴など、細かい錆びがある部分は、しっかりと処置を行います。

室内も外せるパーツは外していき、塗装の準備を行います。 フロアは、キレイな状態でした。

ドア下は、ミニの中で錆び易い箇所。 ここの錆び取り、錆び止めもシッカリと行います。

いきなり作業が飛んでしまいましたが、塗装が上がり磨き込む前の状態。 この時点でも、艶が出ているのが解るでしょうか?

トランク内部もキッチリ塗装しています。 バッテリーBOX等にも錆びは無く、キレイでした。

まだまだ磨きこんでいないボンネット。 あえてボンネットのツバは外しています。 仕上げ中のFRPバンパー。 本当に軽いです。

オレンジ色の速そうで、イイ音のするミニを創りたくて、完成させた車輌です。 勿体無いほどの極上のキャブクーパーをベースに、ボディペイントは、色、錆び取りと、トコトン丁寧に仕上げました。 そういう趣味の方、乗って下さい。

(消費税別)

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