最終モデル(1997y〜)のインジェクション・エンジンは、コンピュータートラブルがあってもキャブレター化(コンピューターを取り外す方法)が出来ません。 キャブ化を行う場合、シリンダーブロックを96年以前のモデルに変更する必要があります。 そこで、この車輌は96年までのNEWエンジンを搭載し、更にキャブレター化を行いました。 キャブ化の際には、改造申請が必要になるのですが、もちろん申請も行います。 手間暇を十二分にかけ、仕上げたエンジンです。 キャブレター化に関しては「ただ今、仕事中」コーナーでも紹介しています。 そちらも是非ご覧下さい。


96yまでのNEWエンジンをベースに、コンピューターを取り外し、キャブレター化。 まずは慣らし運転からどうぞ。 キャブレターは、SU製1・3/4を選択。 扱い易く、トラブルも少ないキャブレターです。 新車のパワーユニットとお考え下さい。 補器類、油圧系統、点火系統もしっかりと整備済みです。

細部まで整備の行き届いたサスペンション。 フロントブレーキは10インチDISKキットを組み込み、ブレーキホースに関しては、少々成金的ですがステンメッシュホースを奢っています。 また、組み合わせたホイールはクーパーSタイプアルミ。 基本部分も整備済みです。 全体のイメージを考え、折角ですからここまで仕立てました。

インテリアは質感が大切。 こだわりとイメージでスライドガラス化やセンターメーター化していますが、97年以降はボディパネル等にも若干の変更もあり、全ての作業が大変。 ステアリング回りもオールド・ミニの雰囲気を出すには、ステアリングシャフトから変更しなければなりません。 手間を惜しまず、雰囲気良く仕立てたインテリアです。


ブラックで統一したインテリア。 渋く、そして雰囲気良くまとめています。 MK−I仕様では欠かせないセンターメーター&センターキーを装備。 ステアリングもMK−Iタイプに変更。 シートは前後ともにブラック・レザーで張替え。 レザーの質感も申し分ありません。
ドアのトリムもシート同様にブラック・レザーでまとめています。 ウインカーレバーもMK−Iタイプに。 この際、コラムを変更する為にステアリングシャフトから交換しています。(97y以降で形状が違う為) もちろん、インジケーターランプもダミーでは無く点灯します。 97y以降は布地のルーフとなる為に、ルーフもブラックに張り替え。 ルームミラー、そしてミラーに写るルームランプもMK−Iタイプに変更しています。

スライドガラスを装備したり、ドアパネルも加工しアウターヒンジ化(ダミーではありません)、ドア下形状やルーフ回りの形状をオールド・ミニと同様に板金加工・作成。 通常パターンのMK−I仕様作成(ただ今、仕事中コーナーを参照して下さい)にプラスして、隅々まで手を加えたエクステリアです。


オーバーフェンダーレスとしたボディ。 スッキリ、そして可愛らしく見えますね。 もちろん、フェンダーのビス穴は板金加工にて埋めています。 MK−I/IIの特徴でもあるアウターヒンジは、ダミーでは無く本物を加工取り付け。 MK−Iと同様、実働のパーツです。 ドアガラスは、もちろんスライドガラスに変更。 これだけでもガラリと雰囲気が変ります。
ルーフ回りも水抜き穴の加工や、ドリップレールを取り付け。細部にもこだわりました。 バンパーにはオーバーラーダー&バー、フロントマーカーは旧タイプ。 ヘッドライトは通称「ミッキーマウスの目」とも言われるシビエW反射レプリカです。 ドア前方下部が丸くなっているのはMK−IIまで。 ドア、そしてボディ側の加工を行い、丸く加工して再現しています。
リア、ラジアスアームのカバーもMK−I同様に取り付け。 小振りなMK−Iテールレンズにライセンスランプは定番ですが、バックランプにはルーカス製フォグランプを使用。 トランクに取り付けてドレスアップ。 トランクも内側までパネルのあるオールドタイプに変更。 良いパーツをフンダンに使っています。

オプションや詳細など、まだまだ書ききれていません。 順次、写真や内容を追加してしきます。 もう少しお待ち下さい。

ここまで手を入れ形にした車輌です。 カラーも落ち着いた雰囲気の白。 生意気な様ですが、車輌を1台造っている感覚です。 どうですか? 一生物のミニとして。 エンジン、サスペンション、ブレーキ、そしてエクステリアからインテリアまで、中々ここまでは造れません。 サービス・プライスでの提供です。 早い者勝ちです。

(消費税別)

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