1.3iインジェクションをベースに全てをバラしフルオーバーホールを行いました。 エンジン本体はもちろん、ヘッド、ミッション、クラッチと、機関全てをオーバーホールしています。 まずエンジン本体では、ピストンリング、各ガスケット、メタル、カムシャフト、リフター、オイルポンプなどを交換。 カムはキャブクーパーの物を使用し、リフターは軽量リフターに、オイルポンプをハイキャパシティに変更。 この車輌のヘッドはジャンスピード製のチューニングヘッド(ST−3)を搭載しており、ヘッドも全てオーバーホール。 ステムシールは交換し、バルブ摺り合わせ等行っています。 クラッチ関係はディスク、プレート、カバーの3点を交換。 ミッションでは、各ギアには磨耗も無く、シンクロリングを交換。 デフ回りも全てバラし、スラストワッシャー等を交換しています。 全てオーバーホールを行い、それに合わせてもう一つの目玉、インジェクションからキャブレターへ変更を行っています。 キャブレターはキャブクーパー純正でもあるSU1・3/4キャブレターを選択し、ジャンスピードLCB、65Dフルトラデスビ、ミツバ製電磁ポンプ等を取り付け。 コンピューターの取り外し等の配線加工を行い、キャブレター化しています。 また、現在ではキャブ化を行った場合に、陸事に改造申請を行わないと車検が取れません。 もちろんこの車輌は改造申請済みで、公認のキャブレター車となっています。 キャブレター化に伴い、故障の不安が少なくなる事、また、アクセルのレスポンスの向上やダイレクト感を得る事が出来、乗って走って楽しい仕様となっています。 キャブレターとインジェクションの違いは「ミニの選び方」で紹介していますので、そちらも是非ご覧下さい。 組み上げたばかりのエンジンは、まさに格別。 新車時の工場組み立てと違い、一つ一つ丁寧に組み上げたエンジンは、乗り比べて頂ければ違いが直ぐに解ると思います。 慣らし運転から初めて下さい。 乗れば乗るほど調子が良くなる事が実感出来るでしょう。 オーバーホールについては「ただ今、仕事中」で多数紹介しています。 そちらも是非ご覧下さい。
エンジン フルオーバーホール
 ・各ガスケット、オイルシール、メタル交換
 ・ピストンリング交換
 ・ミニスペアーズ製 軽量リフターへ変更
 ・ハイキャパシティ オイルポンプへ変更
 ・キャブクーパーカムへ変更
 ・各部摺り合わせ
ヘッド フルオーバーホール
 ・各ガスケット交換
 ・ステムシール交換
 ・バルブ摺り合わせ
クラッチ フルオーバーホール
 ・クラッチディスク交換
 ・プレッシャープレート交換
 ・クラッチカバー交換
ミッション フルオーバーホール
 ・各シンクロリング交換
 ・デフ回り分解、スラスト類交換
インジェクション〜キャブレター化
 ・コンピューター取り外し
 ・配線加工
 ・キャブ車用水温センサー取り付け
 ・デスビ交換
 ・ミツバ製 電磁ポンプ取り付け
 ・ジャンスピード製 LCB取り付け
 ・SU1・3/4キャブレター取り付け
 ・キャブ用アクセルワイヤー
 ・キャブ化改造申請


エンジン グリーンペイント
ロッカーカバー ブラックペイント
ジャンスピード ST−3チューニングヘッド
LLC交換
エンジンオイル、フィルター交換
ワコー シルバーコイル
ワコー シリコンプラグコード
点火時期、バルブタイミング調整
 
車検証に記載された「一酸化炭素等発散防止装置〜」がキャブ化を公認している証です。

サスペンションにも当然手を加えてあります。 ショックはSPAX製に変更し、Hi−Loキットはもちろん装備。 ブレーキディスクは10インチ化しており、組み合わせるホイールはレボリューションをガンメタに塗装いたしました。 ホイール塗装はしっかりと研ぎ、密着剤を使用して仕上げています。 足回りの点検整備だけでなく、ブレーキ回りもしっかりと整備。 オーバーホールを行ったエンジンの性能を引き出し、安心して走って下さい。
10インチDISKキット
Hi−Loキット
レボリューション アルミホイール
ホイール塗装(ガンメタ)
NEWラジアルタイヤ

インテリアでは、3連センターメーターを装備し、スミス製タコメーターを追加。 モモ製レザーステアリング、コブラ製ローバックシートで走りを意識した仕様です。 運転席/助手席ともにローバックを入れ、バランス良く仕上げました。 ゆくゆくは、リアシートをレザーカバーにしたり、内張りをレザーに変更しても良いと思います。 この車輌のカーペットはご覧のように痛みも少なく、カーペットをめくればフロアもキレイ。 特にフロアは雨漏り等の後も無く、ボディ状態の良さが伺えます。
3連センターメーターKIT
スミス8000rpmタコメーター
モモ製レザーステアリング
コブラ ローバックシート(運転席、助手席)

エクステリアも全体的にレーシーなイメージでまとめてみました。 オーバーフェンダーは6Jサイズをモールが付く部分をカットしボディ同色に塗装。 フェンダーの形を崩さないよう丁寧に加工しました。 フェンダーにはレーシングミラー、ガンメタに塗装したホイールと、バランス良く仕上げました。 アルミのミラーは塗装をシッカリと定着させる為に下地を作り、密着剤を吹いた上で塗装仕上げしています。 また、ミラーだけではなく、前後バンパー、ルーフもガンメタで塗装。 メッキパーツを極力減らし、レーシングカーのイメージで統一しました。 写真ではカラーが伝わらず残念ですが、グリーンのボディにガンメタのルーフは、雰囲気のある仕上がりになったと思います。 また、前後バンパーはこだわってFRP製の物を仕様。 下地作りや塗装などの手間は掛かりましたが、軽さはバツグン。 普通のミニとは一味違う一品です。 グリルはサンズ・レス化を行い、グリルを止めるビス穴は全て埋め、フロント回りは再塗装。 ボンネットもツバを取り、板金塗装しています。 あえて黒グリルを装着していますが、MK−Iグリルをサンズ・レスで取り付けても面白いでしょう。 マフラーはRS−R製センター出しで、ライトチューニングされたエンジンと相まって小気味良い排気音を響かせてくれます。 ボディの状態も良く、全体的に大きな錆びや腐りはありません。 とても雰囲気良く仕上がっています。
レーシングミラー(ガンメタ塗装)
6Jオーバーフェンダー(モールレス加工)
グリル固定ビス穴埋め加工
ボンネット ツバ加工
フロント回り塗装
ボンネット塗装
前後FRP製バンパー(ガンメタ塗装)
ルーフ ガンメタ塗装
メッキ グリルボタン
MK−IIIエンブレム
ブラックグリル
ルーカス 3ポイントヘッドライト
グリルボタン
RS−Rセンターマフラー

 

@エンジン・ミッション・クラッチ フルオーバーホール
 インジェクション〜キャブレター化
 油脂類交換
 消耗品交換
 エンジン各部調整
A足回り各部点検・調整
Bブレーキ回り各部点検・調整


エンジン・ミッション・クラッチをフルオーバーホールし、全体をレーシーなイメージで統一、そしてキャブレター化を行った車輌です。 キッチリと手を入れ組み上げたエンジンはスムーズに良く回り、慣らし中でも良さが解ります。 今後、慣らし運転から始めて頂き、あたりが付くに従って更にスムーズに回るのが体感して頂けるでしょう。 また、キャブレター化を行い、改造申請済みです。 永く安心して楽しんで頂けるよう仕上げました。 オーバーホール、キャブ化、そして内外装のオプション、ボディ状態を考えるとかなりのお買い得車輌です。 是非検討してみて下さい。

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