実走６００００ｋｍ台のエンジンはしばらく保管されたままの状態だった為、点検も含めて脱着・分解・オーバーホールを行いました。　走行距離の少なさと、オイル管理やメンテナンスの良さから大した消耗品もなく良いエンジンでしたが、せっかく分解しましたのでヘッド回りの分解オーバーホール、バルブすり合わせ、ガイド入れ替えを実施。　シリンダーの状態も確認し、ピストンリングの交換、クランク／コンロッド／スラストメタルの交換・すり合わせ。　ギアＢＯＸについても特に問題も無い為、シンクロリングを交換し、クラッチ関係ではディスク、ベアリングを交換しました。　補器類については、キャブレター洗浄・点検調整・セッティング、ラジエター／ラジエターファン／ウィーターポンプ／各ホース／サーモスタット交換、点火系パーツもコイル／プラグコード／ディスキャップ／ローターと一新しました。　これにより、今後しばらくの間ジョン・クーパーユニットの本来の姿を楽しんで下さい。

Ｈｉ−Ｌｏ、バルタン製ショックの交換以外はノーマルのサスペンションですが、５Ｊミニライト製ホイール及び１６５サイズのラジアルタイヤのせいか少し違和感があるため、調整式の強化テンションロッドに変更しセッティングを行う事としました。　また、その際にせっかくですからネガティブキャンバーも追加。　楽しい足回りに仕上がりました！　もちろん、ブレーキ、足回りとキッチリ整備してあります。　ご安心下さい。

さすがに１オーナー車とはいえ１９年という年月が経っているため、コンディションが良いとはいえ錆びやほころびが出ても仕方ありません。　という事で、外装はオリジナルカラーで錆び取りオールペイントしました。　遜色なく、今後キレイに大切にして頂けるよう仕上げました。　また、他の変更点としてＭＫ−３フロントエンブレム、クロームワイパーアーム＆ブレード、フロント／リアオーバーライダー、ＭＫ−２タイプ２色テールＡｓｓｙ、バックランプ等。　マフラーは今では珍しくなったダブルのセンター出しです。　いい音色ですよ。

（消費税別）