前オーナーがワークスラリー仕様に細部まで仕立てた車輌です。当時のBMCオプションパーツやレアパーツをインテリア、エクステリアに装備し、トータルバランス良く決めています。それでは詳細をどうぞ。

コンディションの良いクーパーSユニット。キャブレターは、SU1・1/2ツインキャブレターに換装。 アルドン レーシングディストリビューターの装備や点火系のメンテナンスの上、パワーユニットを調整しています。 トルクフルでいい吹け上がりです。 Sならではの良い音ですよ。
 ちなみにエアーファンネルは、LLではありません。 フォグランプ及びスポットランプ装備による消費電力増加に伴い、ダイナモから大容量オルタネーターへ変更。 可能な限りエンジンルームはオリジナル感を失わないよう決めています。

サスペンション及びステアリングは、パワーユニットとのバランスを考慮し、しっかり点検・整備しています。 特にハイドロラスティックサスペンションについては、パーツが少ない為できるだけオーバーホールして、パーツをダメにしないのが肝要。 ディスプレッサーブーツは4輪交換し、フロント右はNEW交換。 ハブベアリング類やスイベルハブASSY、ブレーキホース類、ボールジョイント、タイロットエンド、アウタージョイント右、アウターブーツ、ステアリングラックASSYで交換し、しっかり手を入れました。 しっかりメンテナンスしたサスペンション。良く曲がり、すばらしい乗り心地(ねばりのあるコーナーリング)が蘇りました。














      
ラリーオプションのロールケージに、運転席はハイバックタイプシート。リアシートはBMCオプション。ステアリングはレスレストン グランプリ。インパネはワークスメーターパネルに右端からフォグ・スポットランプ用スイッチ、電装系フルオプションの為スピードウェルのアンメーター、ハルダのツインマスター、ホイヤーのデッドストックのストップウォッチ、マップランプなどでそつなくダッシュパネル廻りを仕立ててあります。

特筆すべきはウインドガラス。 もちろんオーストラリア仕様ではなく、非常にめずらしい巻き上げ式のウィンドウ(当時のBMCオプションパーツキットです)。
 フォグランプやスポットランプは、惜しげもなくマーシャルの4連を装着。 いまでは手に入り難いランプです。もちろんステーはワークスのフォグランプステーです。 
ホイールは、クーパーSリバーシブルにDUNLOP G5で決めています。 ラリープレートは、“CRITERIUM DES CEVENNES”。 リアフォグは、ルーカス。
エクゾーストはマニフローです。

どうですか、クーパーSをベースとして、ここまで仕立てたワークスラリーカー。 ここまでのパーツを揃えるだけでも大変です。 パワーユニット及び機関フルメンテナンスでのお渡しです。

(消費税別)

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