7月5日(土)3:00、ツインリンクへ到着です。
ゲートオープンは5:30の予定ですが、ちらほらキャリカーが。
とりあえず車を止め、少しでも仮眠を取る事に。
しかし、キャリアカーの中は狭いのと、興奮&緊張、隣の塚越のイビキで私は眠れませんでした。
ゲートオープンする頃には、回りはキャリアカーだらけ。
何台か知っている車も見かけます。
いよいよゲートオープンし、サーキット内へ。
私たちは42番ピット。
素早く荷物を降ろし、車検の準備に取り掛かります。
車検も無事終了し、受付、ドライバーズミーティングも完了。
受付時、スターティンググリッドは抽選で行われます。
ここは芹沢のくじ運に期待。
見事15番グリッドを引き当てました。
参加台数はミニ69台、フェローズ(仲間という意味だそうです)が27台、合計96台の参加です。




グリッド上にて
スタートの時間が迫ってきました。
マシンを押し、グリッドへ並べて行きます。
今回、スタート方式はローリングスタート。
ペースカーの後ろを走って周回し、グリーンフラッグでスタートとなります。
グリッド上に並べると、その数の多い事多い事。
さすがに100台近い台数がいますからね。




愛の力でパワーアップ?
今回、スタート担当は上島。
初のローリングスタートで緊張しています。
「12時間あるから、1コーナーは無理しないで行くよ。」と。
グリッド上には奥さんもかけつけ、スタート前に記念撮影。




おすまし顔で
ここで、今回スタッフとして働いてくれたメンバーを紹介します。
左から奥野さん、星野君、岡嶋さん、そして塩原"み"、先ほど紹介した上島奥さん、TACK−INからヨーコさん。
スタッフにとっても長い1日となるでしょう。
左の3人は揃いのツナギまで用意してくれました。
ちょっと出来るピットクルーって感じ?




ローリングは始まり、隊列を整えて走行。
後ろのグループ(フェローズ)が中々追いつけず、グリーンフラッグが出ない。
やっと隊列が整いグリーンフラッグ!
さぁ、長い1日のスタートです。
最初の予定では上島が10周。
6000rpmをレブリミットにして走り、マシンの様子を見る予定。
スタート後、先頭は3−4コーナーを抜けても、後ろは最終コーナーにも入っていません。
「やっぱり95台(1台スタート出来ず)は多いなぁ。」
1−2コーナーは問題なくクリアしていましたが、3−4コーナーでは接触している車もいました。
上島は、3分前後のタイムで無事に周回を重ねていきます。
スタート直後はクリアラップも取れないので大変。
11LAP目に予定通りピットイン。

フォーメションラップ中



上島がピットインし、上島からマシンの調子を確認します。
「アクセル全開で煙を吹いてる。」
「水温は全然問題なし。」
煙の件は、オイル量だけ確認しながら様子をみようと言う事に。
とりあえずレブリミットを5000rpmにして走る事にしました。
マシンチェックをし、塚越にバトンタッチ。
私と塚越は、サーキット走行の経験はありますが、レース参戦は初めて。
しかもツインリンクは走った事もありません。
レース前から2人で「大丈夫かなぁ。」「コースが解らないから想像もつかねぇ。」と言い合っていました。
塚越がマシンに乗り込み、ピットロードを後にします。

ベルトを締めスタート




状況を伝える塚越&岡田さん
越は、初めてのレースですが順調に周回を重ねます。
ほぼ3分フラットのタイムで予定周回を消化。
トータル23LAP目にピットイン。
ここで燃費計算の為に給油を行います。
マシンは特に異常なし。
「水温も安定し、煙も出ていない。」との事。
次のドライバーである岡田さんに状況を伝えます。

塚越初ツインリンクの感想は「思ったより広いね〜。」

給油中

マシンチェック



岡田さんは、ミニ耐久でシリーズチャンプにもなっている人。
そして、レーシングカーのメカニックでもあります。
その走りは凄いの一言。
私たちのように必死なって走るのではなく、とにかくスムーズ。
それでいて早い。
見ていてまったく不安を感じません。
マシンをチェックしつつ2分55秒台を出していきます。
その頃ピットでは、ドライバー兼監督?である上島がモニターとにらめっこ。
燃費計算、時間割と作戦を検討中。
私は、岡田さんの次に乗るので、レーシングスーツに着替え準備。
この時は、緊張のピーク。
地に足が着きません。
応援に来てくれたお客さんからも「顔が青いよ。」と言われる始末。
さぁ、ピットインのサインが出て出番です。

モニターを見つめる3人



緊張ながらにマシンに乗り込みベルトを締め上げる。
岡田さんから「マシンは問題なし、全然OK。」と伝えられる。
ここまできたら、緊張などと言ってられない。
後方を確認し、いざ本コースへ。
1−2コーナーをインベタで回り、そこから全開走行です。
まずは、兎に角コースが解らないので無理をしないように行きます。
「想像以上に広いや。」と思いながら走る。
水温、油圧共に問題なし。
何とか1周走り、ホームストレートでサインボードの位置を確認。
ここから気分も乗って?きました。
5000rpmでシフトしているのですが、思ったより速い。
3速、4速のみで行けそうです。
3周目、奥のフィールドでイエローフラッグ。
そこで捉まっちゃいました、2CVに。
そう、今回の耐久には2CVで参加しているチームがいたのです。
イエロー区間なので抜く事も出来ず、ひたすら後ろを走ります。
何台か団子状態になり、イエロー区間が終わりバトル再開。
そして次の周回に事件は起きました。

2人が悪魔に見えました
サイボードには3分12秒の文字。
その時です、私は自分の目を疑いました。
写真の2人は笑顔でペースアップ()のサインを出しているじゃないですか!
初めてのサーキットで初めてのレース、そして先ほどの周回は2CVに・・・。
その後、何とか53秒台が出てホッと一安心。
これならあの2人も文句言わないでしょう。(笑)
途中、5コーナーでリアが流れた時は冷や汗が出ました。
フロントガラスに皆の顔が浮かんだ気がします。
無理をせず走りきり、48LAP目でピットイン。
次のドライバーである芹沢にバトンタッチ。
(私の部分だけ文章長くてゴメンナサイ)




エース登場
ここで給油も行い、コースへ送り出します。
クラブ フラジルのエース・ドライバー?である芹沢は、1周目から53秒台を叩き出します。
さすが!と思わせる走りに感動。
マシンも問題なく、順調に53〜57秒台で周回を重ねて行きます。
その頃、私は緊張が解け、力が抜けていました。
芹沢が予定周回を終え、59LAP目でピットイン。
ここはドライバー交代だけで、松井さんに交代。