フロント2本をNEWタイヤに
ここで給油&フロントタイヤ2本交換。
給油が終了し、3分後(給油時は3分間他の作業が出来ない)タイヤ交換を開始。
気分はF1、フェラーリのピットクルー。(十字レンチでしたが・・・)
タイヤ交換も終わり、岡田さんがコースイン。
いきなり53秒、そして52秒台に突入!
さすがと思わせるタイムに、次に乗る私は緊張。
その後も54〜55秒台で周回を重ねていきます。
そして142LAP目にピットイン、私と交代です。

マシンに乗り込む岡田さん

142LAP目ピットイン




最終コーナー出口
岡田さんから「マシンは問題なし。」
「ブレーキが少し甘い。」と伝えられコースイン。
2回目となると多少の余裕もあり、様子を見ながらペースを上げます。
多少ブレーキは甘くなっていますが、調子は良い。
57〜58秒台で周回し、最後は54秒。
途中5コーナーでヒヤッとした場面もありましたが、何とか持ち直す。
ピットインのサインが出て、一瞬気が緩みそうになりましたが、再度気持ちを引き締め、153LAP目にピットイン。
給油を行い、芹沢にバトンタッチ。

この時塚越は、「俺の仕事は終わったから。」
「ビール、ビール。」とご機嫌でした。



無事給油を終了し、マシンチェックを行うとブレーキパッドの残りが5mm。
最後まで持つか微妙な所。
芹沢が走り終わった時点で再度チェックをして、どうするか考えることに。
芹沢はコースインし、53秒台を連発、そして52秒台に突入です。
さすがフラジルのエース?ドライバー。
その後も53秒台を連発し、164LAP目でピットイン。
再度パッドの残りをチェックすると残り4mm。
さぁ、どうする?

給油終了を待つ芹沢



ドライバーは芹沢から松井さんへ。
今回はフルコースコーションもなく、心置きなく全開ドライブ。
58秒、56秒とタイムを縮め、ついに54秒台。
先ほどのうっぷんを晴らすかのような走りです。
順調に走りきり、177LAP目でピットイン。
次のドライバーである木村さんとバトンタッチ。
ここでパッドの残りが3mm!
まだ2時間以上時間もある。
いよいよどうするか悩みどころ。

全開走行中の松井さん




パッドは持つのか?
とりあえずパッドは使い切るつもりで木村さんに走って貰う事に。
異常があればすかさずピットインし、そこで交換する事にしました。
実は、この時点で総合11位〜13位くらい。
うまくすればベストテン入りが出来るという事で、ちょっとあせっていました。
兎に角、木村さんに任せコースイン。
コースインしてすかさず53秒台を続けて出し、ついに49秒台に突入。
「早え〜。」と思っている時に、コントロールからライト・オンの指示が。
サインボードでライト・オンを出そうと思ったら・・・。
そうです、無かったんです、ライトのサインが。
さぁ、困った。
ここでペナルティを貰う訳にはいきません。
ピット前を通過する時、皆で手振りで合図を送る。
次の周、ピット前を通過する時にまだライトが点かない。
「こりゃぁ、マズイ。」という事で、芹沢がダンボールにマジックでサインを
今度こそと思っていたがライトが点かない。
木村さんも手振りで何か合図している。
そうこうしている内に、木村さんが緊急ピットイン。
「ライトが点かない!」
あわてて調べるとスイッチの後ろでコネクターが抜けていました。
速攻で差込み、ガムテープで固定。
上島は、「ガソリンも心配だけど、いける所まで行って!。」と。
木村さんは、「5周で戻る。」と、再びコースイン。
その後も、50秒、49秒というタイムを出し、191LAP目でピットイン。
給油&ここでパッド交換。




初のナイト・ラン
ここからバタバタしていて写真がありません。、ゴメンナサイ。
ビデオからの写真で勘弁して下さい。
大急ぎで給油を済ませ、その間にパッド交換の準備。
給油タイムを消化後、ブレーキパッドを交換します。
この時のホイール、そしてキャリパーの熱さはハンパじゃありません。
何とかパッドを交換し、塩原をコースに送り出します。
実は、その前に問題が・・。
木村さんが「ピットに入ってくるよ!。」と言うので塩原はメットを被り準備するのですが、入って来ない。
ライトスイッチの問題で、色々と勘違いが発生していました。
塩原はメットを被ったり脱いだりで慌しく、集中出来ない状態に。
しかも、総合順位の事で皆の目の色も変わりプレッシャーと・・・。
夜のサーキットランは初めて。
最終ドライバーの椎名と「大変な事になってきちゃったんね〜。」と会話していたそうです。
椎名も塩原と目を合わせると不安そうな顔をしていて、2人で目で語り合っていました。
塩原がコースイン直後は3分前後で周回。
夜のコースの状態を確かめながらの走行です。
順位の掲示板では、上位のチームが198LAPから進んでいない。
どうやら止まっている様子。
うまくするとベスト10に入れます。
ピットにも緊張が走り、塩原の走り、そしてモニターに注目。
196、197、そして198、ついに199LAP!
これでベスト10に突入!
その時、サインエリアから無線で連絡が。
「4分経つけど塩さんが通過しない!!」

いったい、塩原に何が?
ピット内が騒然とします。
「見落としじゃねぇの?」と聞きますが、皆不安そう。
モニターでは塩原のLAPタイムがどんどん進んでいく。
そして場内アナウンスが流れます。
「ただ今19:00を持って救済処置を終了します。」
今回の耐久レースは、コースアウトしても直ぐに引っ張って助けて貰える。
マシンに異常が無ければ、再度コースインして走れたのですが、その最終が19:00。
もし、塩原がコースアウトしていると救済してもらえず、ここでリタイアとなってしまいます。
みーさん(塩原夫人)の目には涙がうっすらと・・・。
モニターを見ても、コースアウトしている車は見あたらない。
一同不安で、言葉もなく、ひたすらモニターを見つめます。
その時です。
サインエリアから無線で「塩さん、通過!」の報告が!!
LAPタイムを見ると7分10秒。
「やっぱり見落とし?計測が出来なかっただけ?」
その報告を聞き、最終ドライバーである椎名は、「やっぱり、俺乗るんだ・・・。」
「乗らなくてイイと思ってホッとしてたのに・・・」とつぶやいていました。
塩原は3分前後のタイムで周回、203LAP目でピットイン。
これが最後、最終ドライバーの椎名へバトンタッチ。
この時点で順位は11位〜13位くらい。
さぁ、残り45分、どうなる?