さて、いよいよスタート間近となったクラシック・マラソン。 まずはスタート前のドライバーズ・ミーティングです。 「これから始まる競技への緊張感が・・」と思い隣の石原を見るとパン食べてる・・。 緊張のカケラもありませんでした。 簡単な注意事項等の説明を受け、いよいよスタートの時がやって参りました。


まずゼッケン1の車輌から・・なのですが、1番の方は到着が遅れ、まだゼッケンが付いていません。 一旦スタートし、外でゼッケンを貼っていました。 この車輌、LAGONDA RAPIERというのですが、製造はなんと1935年。 今から71年前の車輌です。 1935年というと昭和10年! こういった車輌が現役バリバリで走っている所がクラシック・マラソンの楽しい所。


ゼッケン1に続き、順にスタート。 写真左はゼッケン7/1957年 AC ACE BRISTOL、そして右がゼッケン10/1959年 MORRIS MINORです。 普段、どちらも中々お目に掛かれない車輌ですね。 さぁ、間もなくゼッケン21、塩原/塩原組のスタートが近付いてきました。


いよいよ塩原/塩原組がスタートゲートに向かいます。 塩原の笑顔は、この先の行く末を暗示しているのでしょうか? 8時18分、6台の先頭を切って塩原/塩原組のスタートです。


塩原/塩原組に続くのはゼッケン25番、津久井/入江組。 今日の日の為に4連フォグを装備し、ラリースタイルで挑んできました。 スタート前のWタカシの笑顔がステキ?です。 塩原/塩原組から遅れること5分、8時23分に津久井/入江組がスタートです。 ちなみに、スタートで横にいる女性のスタッフが手に持っているのが今回の地図。 ここで地図を貰うまでドコをどう走るのか?私達も知りません。 毎年、一番ドキドキする瞬間でもあります。


ここで毎年紹介している地図について。 クラシック・マラソンはタイムラリー形式のイベントになっており、スタートからゴールまでコマ地図の支持にしたがい、指定時間に近く到着するという競技。 スタートで渡される地図は写真の様な物で、次の交差点までの距離と、目印しか記されていません。 この地図を頼りにゴールを目指すのですが、助手席のコ・ドライバー(以下コ・ドラ)は距離計算をする電卓(マイルメーターはキロメートルに換算しないといけません)、そして地図とニラメッコになります。 ドライバーは指示通り走るだけなので、ある意味気楽ですね。 右の写真は、高速走行中に距離計算を行うコ・ドラ入江。 昨年に続き、運転中の津久井が撮影しているのは内緒です。 津久井/入江組はアクセル全開、先行する塩原/塩原組を追いかけます。


さて、塩原/塩原組、津久井/入江組が第1ステージの高速を走行している頃、高年式組(と言っても30年以上経っていますが・・)は待機中。 およそ1分ごとのスタートなので、塩原/塩原組や津久井/入江組とはスタートが30分くらい違うんですよね。


津久井/入江組のスタート後20分、ここで3番手となる西薗/小林組のスタートが迫ってきました。 昨年は、仲間内では最上位、総合10位となったドライバー西薗。 初参加のコ・ドラ小林がうまくサポート出来れば2年連続の上位も夢ではありません。 気合を入れてのスタートです。


西薗/小林組に続くのは荒井/塚越組。 1969年式MK−2クーパーSですが、ゼッケンは59番。 塩原/塩原組のスタートからは30分以上経過しています。 それにしてもドライバー荒井の嬉しそうな事。 地元を離れ色々な事?から開放されているのでしょう。 しかし、後半チームは写真が少ない。 まぁ、みんな行ってしまうので、スタートの写真を撮って貰えないという事もあるのですが・・。


その頃、先行した2台はというと・・、津久井/入江組は、第1ステージの高速道路を走行中。 「絶対、塩原に追いつくゼ」とアクセルを踏み込む津久井。 初参加ながら冷静な入江を横目に、更にアクセルを踏み込みます。 「あっ、あれは塩原か?」と追い上げると、全然違う車輌。 ガンガン走るのはいいが、実はスタートでペーパーTESTを渡されており、第1チェックポイント(以下、CP)までに回答しないといけない事を思い出す。 しかも、このテストが微妙に毎回難しいんです。 ミニ関係の問題は何とか解るにしても、全然検討も付かない問題も・・。 絶妙にイヤ〜な所を突いてきます。 慌ててテストに回答を書き込み、予定のCP手前PAで時間調整。 その後、CPを目指し再スタートを切るが、予定の距離まで走ってもCPが出てこない。 「あれっ? 見落としてないよね?」と車内で2人は不安になる。 しかし、「多分、地図の間違いでしょう」という事で、更に進む事10km、やっと第1CPに到着。 ここで塩原/塩原組に追いつきます。 テストを提出し、記念撮影。 しばし2組で休憩、そして再スタート。


スタート地点に戻ると、荒井/塚越組に続いて石原/奥野組、さらに入内島/野口組とスタートを切っているのですが写真が無い! スタートの瞬間ぐらい撮ればいいのに・・という事で、この2組の写真はありません。 残念。 塩原/塩原組、津久井/入江組の後、西薗/小林組〜入内島/野口組までの4組も高速に無事乗り、第1CPに到着。 各組ともテストを提出。 結果が楽しみです。


第1CP後は高速を降り一般道へ。 暫く前後に参加者は誰も居なく、寂しい一人旅?が続きます。 途中、「段差有り、車高の低い車は注意!」とMAPにあり、車高がペッタンコな津久井号は少し緊張。 しかし、「ジネッタや23など、レーシングカーも居るんだから、ミニなら大丈夫でしょ。」と津久井は安易な考え。 しかし、実際はかなりヤバイ踏み切りでした。 端から端まで、目一杯使って、それでも軽くマフラーを擦りながらクリア。 「これじゃぁ、大きい車はキツイよね。」と話していると、案の定、前を走っていたジネッタは下回りを打った様子。 路肩に止め、下を覗きこんでいました。 路面に気を取られ、写真が無いのが残念。


後方では、石原/奥野組が高速を降りるところ。 モーガンに続き料金所へ。 ちなみに、写真には無いですが、西薗/小林組のライレー、秘密兵器?の1つETC装備で料金所は快適通過。


その西薗/小林組はというと、ジネッタG15、ロータス・セブンと峠でバトル中? 気持ち良く峠を抜け、きれいな桜の木を発見。 ちょっと車を止めて記念撮影。 群馬も町の方は桜の季節が終わってしまいましたが、また満開の桜が見れてちょっと得した気分。


途中、津久井がトイレを我慢出来ずに道の駅へ。 そこに塩原/塩原組も休憩で入ってきて合流。 ここから暫く一緒に行く事に。 昨年、一昨年と、塩原とは一緒に走る機会が少なかったのですが、2006年は楽しく走る事が出来ていてちょっぴり嬉しかった。 普段、ツーリングだなんだで一緒に走っているのですが、イベント、しかも遠くへ来て一緒に走ると新鮮な気持ちですね。 塩原のクーパーSが普段よりカッコ良く見えました。 各組とも無事スタートし、本当の意味で始まったクラシック・マラソン。 盛り上がってきた所でPART4へ。