
| 前回のPART1では、エンジンをバラし状態を確認した所まで紹介しました。 今回、少し作業が進んだので続きを紹介したいと思います。 |
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| まずは、前回バラしたエンジンの心臓部、シリンダーから。 写真は、バラした状態のシリンダー、ピストン&コンロッド、カム、そしてクランクです。 |

| 実は、ここに今回のチューニング・メニューの目玉?が隠されています。 オーナーであるYさんの要望は、「楽に早く走れる」という事。 そこで、今回はオーバーサイズのピストンを入れ低回転からのトルクを稼ぎ下から楽に走れる仕様とする事になりました。 写真は、+20オーバーサイズのピストンです。 外したピストンと比べて一回り大きいのですが、見ただけでは解りませんね。 このピストンに合わせ、内燃機屋さんで加工を行います。 |


| シリンダーを加工に出し、その間に他のパーツを仕上げていきます。 ケース類は清掃し、タイミングチェーン・カバー等は錆を落とし再塗装の準備。 |


| ボディ側では追加の作業を行います。 今回エンジンを降ろすにあたり、痛んだサブフレーム・マウントは交換するのですが、サーキット走行等を考えマウント類をリジット化します。 これにより、高速コーナーやブレーキング時のヨレが無くなり安定した走行が可能となるのです。 ゴム製の物が外したノーマルのマウントです。 下の写真の赤い矢印の先がリジット・マウント、隣に置いてある青い矢印の先はノーマルです。 |


| 更に、他のパーツも洗浄し組みつけの準備を行います。 下の写真は、デフ回りのパーツです。 |


| ここでもう一つ、追加の作業を行います。 Yさんの要望で、ブレーキホースをステンメッシュの物に変更します。 写真はフロント&リアです。 |

| ここで、内燃機屋さんへ出していたシリンダーの加工が終わり戻ってきました。 指定クリアランスでしっかりと加工されています。 また、一番下の写真は元々使用していたカムメタル。 良くみると虫食いや傷が入っています。 もちろんカムメタルは交換となります。 |


| ここで組み付ける前にシリンダーに色を入れます。 カラーは、もちろんBMC時代に使われていたグリーンです。 |

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| さぁ、いよいよ組み付け作業も始まるのですが今回はここまで。 チューニング・メニューについては随時紹介していきたいと思います。 次回PART3をお楽しみに!! |