在庫車である「1985yミニ1300S」。 ボディ(鉄板)の状態は悪くないのですが、細かい錆びや、塗装の色褪せがあり、錆び取りを行いオールペイント、雰囲気の良いMK−2仕様を作成する事にしました。 その作業の模様を紹介したいと思います。 

まずは、ベースとなった1300Sのボディをじっくりと調べます。 外せるパーツを外し、錆びが出ていたり、潜んでいそうな場所は削り、錆びの状態を確認して行きます。

 



それでは、細かい部分を見ていきましょう。 タイヤハウス内やリア・クォーターウィンドウの下、フロントパネル等の錆びを落としていきます。 もちろん、室内も外せるパーツは外し、状態を確認します。 表面に錆びはでているものの深い錆びは無く一安心。

 

 

 



下の写真は、フロア下を写したもの。 どうですか?歪みも無く、とてもキレイなフロアをしています。 錆びも無く、19年経っていても良い状態を保っていますね。

 


錆び落としも進み、同時に穴埋めも行っていきます。 オーバーフェンダーの穴やライセンスランプ、ドアミラーの穴等を埋めていきます。 穴埋めには、穴のサイズに合わせた鉄板を溶接し、しっかりと錆び止め処置も行います。

 

 

 



ボディの進行に合わせて、ホイールも同時作業を行っています。 今回、ホイールもボディ同色でいく予定です。 オリジナルのスチールホイールの塗装、錆びを落とし、下地を整えます。



一方、室内側ではどの様な作業が行われているか見てみましょう。 まず、フロア。 フロントのフロアは、アンダーコートが古くなっており剥がれてきてしまっています。 そこで、アンダーコートをキレイに剥がし塗装を入れる事にしました。 左下の写真、フロアのグレーの部分がアンダーコートを剥がし、サフェーサーを入れた部分です。 それとルーフ。 ルーフは内張りを張り替える為に取り外しています。

 


作業は進み、いよいよサフェーサーが吹かれました。 茶色く見える部分は、最終的に細かい傷を拾う為のもの。 穴埋めした箇所や、錆び取りを行った部分にペーパーがけによる傷が残っていないか?細かくチェックします。 ボディと同様、ボンネット、トランクパネル、ボディの合わせ目の耳などにもサフェーサーが吹かれました。

 

 

 



下は、同時に行っているホイールです。 こちらも剥離、磨きが終了し、サフェーサーが吹かれました。


さぁ、下地作りで残す作業は後わずか。 最終仕上げが終了すれば、いよいよ塗装に入る事となります。 ボディ仕上げは、塗装よりもここまでの作業が重要。 良い塗装は下地によって決まると言っても過言ではありません。 次回は、塗装に入った模様をお伝えしようと思います。 果たして何色になるのか? とても雰囲気良く仕上がる予定です。 楽しみにしていて下さい。