「どこから見ても、本物のMK−Iにしか見えないMK−I仕様を造りたいよね。」そんな一言から始まった究極シリーズ第2弾。 高年式のミニをベースに究極のMK−I仕様を作成していく様子を紹介したいと思います。 「究極」と一言で済ましてしまえば簡単ですが、一体どのような作業となるのか? ジックリとご覧下さい。

ベースとなった車輌は、1994年に発売されたモンテカルロ限定車。 新車で購入し、これまでキャブ化やオーバーホールを行ったり、チューニング、ドレスアップと長い年月をかけ、大事に手を入れてきたミニでもあります。 普段の通勤、旅行やツーリング、そしてサーキット走行も行ってきました。 フロント/リア共にMK−I仕様にはなっているのですが、これが何処まで変化するか?こうご期待です。



まずは、外せるパーツをどんどん外し、ボディ加工の準備を行ないます。 ゴム・ガラス類を取り外し、ボディの状態を確認したところ、錆びも殆ど無く、ここで手を入れてしまうのが惜しいくらい良い状態でした。 普段の手入れも良かったのでしょう。



ルーフ天張りを外し、内装関係をドンドンとバラしていきます。 このあたりになると、外すのが楽しくなってきますね。 カーペットを剥がしフロアを確認しても錆びや歪みも無く、水の浸入が無かった事も伺えます。



簡単に取り外せるパーツは外し終わり、これからが本番といったところ。 ステアリングは移動用に仮で付けた物ですが、これからメーター回り等をばらしていく事とします。 現時点でのメーターは、新車で卸して33000km・・ではありません。 133000kmです。



メーターはもちろん、各スイッチ類も全て取り外します。 また、配線関係も全て取り外していく事となります。 左の写真で残っているエアコンの室内ユニット、そして右の写真のペダル関係なども取り外しです。



室内は、かなりスッキリしてきました。 まだ多少の配線が残っていますが、残りあと少しといった感じになっています。



この時点で、突如現れたフォグランプ。 実は、究極のMK−I仕様の話が出たのも、このフォグランプに原点があると言ってもよいくらい。 オーナーがモンテカルロ・ラリーで優勝している「33EJB」に尊敬と憧れ、そして思い入れもあり、「33EJB」仕様にしたいという所からスタートした企画でありました。 その為、フォグランプの取り付け、位置決めはかなり重要なポイントとなってきます。



フロントに空けられた穴も、フォグランプ取り付けの為の物。 従来のウインカーの位置にはフォグランプが付く為に、ウインカーはライト斜め下に移動される事となります。



ちなみに、下の写真が「33EJB」。 1964年にモンテカルロ・ラリーで総合優勝を遂げているミニ。 どこまで近づけるのか?が楽しみ。 その為に、コツコツとパーツも揃えてきました。 詳細は、作業をしながら紹介していきたいと思います。 では、PART2へ。