お待たせしてたPART−4の紹介です。 前回紹介した右側と同様な作業を進めていきます。 まずはMK−Iのボディパネルを移植する下準備に入るのですが、解りにくいのですが右の写真、ボディパネルを移植する前に補強を入れている状態のもの。 下側で黒く見える部分は内部に補強で入れている鉄板です。



上の補強部分を少し詳しく。 ただMK−Iのパネルを移植しただけでは少し不安。 折角、切り開いているのですから弱い部分には補強を入れてしまいます。 各写真の緑で囲んだ部分、その鉄板は補強で追加しているもの。 力の加わる部分ですから、この補強が長年乗る上では生きてくることでしょう。



ここで、ボディを切る前には歪みを防止する為に補強材を組むのですが、その取り付け部分をちょっと紹介。 エアベントの部分にアダプタを取り付け、そこから角材をドア後ろの部分まで延ばし溶接。 上左の写真を見ると、止めている位置が解りますね。 ちなみに、このベント穴は、作業終了後に鉄板にて塞いでしまいます。 右下の写真は、右側の作業が終わり穴を塞いだ直後のもの。



全体のカットは下のような感じ。 右下の写真は、最後に被せるパーツ。 これもMK−Iからの移植+新品パネルです。 手前のグレー(解り難いですが・・)の部分がMK−Iからの移植部分です。



ちょっとここで、PART−3で紹介した右側を。 こちらはご覧の通り、きれいに形作られ、仮の塗装が吹かれています。 溶接し、そのままでは「あっという間」に錆びてしまうので気を使う部分です。 ドアの開閉もOK。今後の作業に向け、フェンダーが剥がされました。



さて、作業はどんどん進んでいくのですが、ここで左側を一気に片付けてしまいます。 上で紹介していた作業の部分は終わり、そのまま仕上げ&フェンダー取り付けまで進めてしまいます。



フェンダー内部もご覧の通り。 ここは、後からでは塗装を入れるのが手間となる為、本番塗装で仕上げてします。



フェンダーからフロント回りへ移行していきます。 フロント回りではウインカーレンズの取り付け穴がふさがれています。 これは、目指している「33EJB」はこの位置にフォグランプを取り付けているのを再現する為。 元穴を埋め、小さく開けなおした穴にフォグを取り付けます。 ちなみに、行き場所のなくなったウインカーは、フォグの斜め上の外側へ移設となります。



こちらはフェンダー取り付け待ちの右側。 ベースの車輌は、インナーフェンダーにエアコンのコンデンサが取り付けられるタイプで、インナーフェンダーに大きな穴が開いています。 MK−Iには、もちろん穴はありません。 と、いうことで穴埋め。 それと左の写真で囲んでいる部分、ここは微妙なクラックが入っていました。 足回りを固めていましたし、サーキット走行等も行っていましたので、負荷がかかっていたのでしょう。 補強も兼ねて、範囲を広めに溶接しておきます。



次回、PART−5では、左側の完成を目指して作業を進めていくこととなります。 左の写真は何なのか? PART−5へ続く。