850チューニングレポート

さて、前回の続きから。 まず、ミッションから一気に組み立ててしまいましょう。 下はギアを取り外し洗浄が終わったミッションケースです。 これから中にギアを組み込んでいきます。


こちらは分解したギア。 ギアにはダメージも無く良好な状態でした。 ただ、シンクロリングは磨耗があるため新品に交換します。 ベアリング類も交換ですね。


各ギアを組んで形にしていきます。 この後、ミッションケースに組み付けですね。


デフも一気に組み上げて・・と思ったら問題発生でした。 写真上は組み上げて完成した状態のデフです。 問題があったのは下2枚の写真の部分。 下左の写真のデフケースは、ケース本体が磨耗しておりガタが取れきれずNG。 また下右のファイナルギアは、ギアの上に乗っているブッシュが本来は圧入されているのですが抜けてしまい、中で空回りしていまいNG。 どちらも別な850ccエンジンから移植しての組み上げになりました。 ちなみに、最終減速比は3.76で、850ccのパワーの無いエンジンをカバーして、みなさんが思うより意外とキビキビ走りますよ。


下の写真左は、高年式のミニでいうインナージョイントに相当する部分です。 ラバーカップリングといって十字のジョイントを両側から挟んでジョイントする形になります。 右はデフの外側のケースです。 さあ、一気に組みましょう。


下は組みあがったミッションです。 各ギア、そしてデファレンシャルまで組み込み完了しました。


デフサイドのベアリングや、各ニードルベアリングなど、磨耗している部分に関しては新品パーツに交換です。 ここで交換をケチって、組んだ後にトラブルが出ても困りますからね。


さあ、サクサクと作業を進めたい所ですがここで問題発生。 詳細は次回PART−3にて。

PART−3