MK−Tモーク仕上げ中

PART−1から続き、ボディ側の作業です。 エンジンルーム内もきれいに錆び取りを行い仕上げていきます。 右はステアリングラックの取り付け部付近です。 もともとの状態は、それほど悪くはありませんでしたが、細かい部分が多いので手間がかかります。


リア周りもフレームを落とし作業を進めます。 右の写真のフレームの付け根、モークに限らずコンディションの悪い車輌はここが腐ってしまっています。 この写真からも良さが分かるでしょう?


順調に進み、部分的に色を入れていきます。 まずはエンジンルームとフロア下部。 この後、楽に移動できるようにするため仮のフレームを取り付けられるよ先にペイントしていきます。 悩んでいたカラーは、今回レーシンググリーンで仕上げることにしました。


こちらはフロア下部の写真です。 下部も一通り色入れが終わりました。 もちろん、今後永く乗っていただけるようにきっちりと丁寧に仕上げました。


ちょっとここで、平行して行っているエンジンのオーバーホールも。 まずはシリンダーヘッドです。 オリジナルのヘッドは全てバラしフルオーバーホールを行いました。 また、その際にステムシールも加工取り付けを行いました。 バルブガイド交換、バルブすり合せなどきっちり仕上げます。


続いてブロック。 オリジナルの850ccエンジンはブロック本体に大きなダメージは無かったのですが、若干の磨耗はあり、この先永く乗ることを考えてボーリング加工を行うことにしました。 +20サイズのフラットトップのピストンを選択。 これによりトルクも増え、使い易さは増すことでしょう。 シリンダーのボーリングも精度や丁寧な作業をしたいので、自社にてきっちり行いました。


またボディ側の作業に戻ります。 下部は終わりましたので、ボディ室内外の仕上げ作業に入ります。 モークの場合、室内と言っても外ですが・・。


フロントウィンドウも外し、ウィンドウフレーム、ボンネットのなどのパーツも丁寧に仕上げていきます。


内外の作業で残っていたのは、ほぼ仕上げのみという感じでしたのでボディの塗装まで一気に作業が進みました。 うん、きれいに仕上がった。


ヒーター、ペダルボックス、ナンバーフレームから各パネルまで丁寧に仕上げました。


こちらは平行して行っていたフロントフレーム回りのパーツです。 フロントサブフレームも隅々まで丁寧に錆び落としを行いブラックにペイント。 各パーツ類も丁寧に仕上げ、交換が必要なパーツはNEWパーツにて取り付けていきます。


同様にリアフレーム回りも仕上げます。 ブレーキ回りなどNEWパーツも使用して仕上げました。


フロントフレーム回りも組みあがりました。 こちらもブレーキ関係など消耗品はNEWパーツを使用しての仕上げです。 ちなみに、後ろに見えているハイドロディスプレッサーは、この車輌のではありません・・。


組みあがったフレームとボディを合体。 ボディ回りの細かいパーツも取り付けしていきます。


さあ、いよいよ形となりましたモークです。 まだこの時点では転がす為に仮のホイールやステアリングなどが付いていますが、実際の雰囲気は伝わるのではないでしょうか。 シートのクッションも元々この車輌に付いていたものですが、ホワイトで痛みもありますので、グリーンにて作成しなおしです。 移動の為にシートに傷が付かないよう、とりあえず元の物がついています。 各部まで丁寧に仕上げた事が分かっていただけますでしょうか。 この後、仕上げたエンジンの搭載などを行っていきます。

現在、作業も終わり車輌はいつでも見ていただける状態となっております。 作成でき次第ストックリストでも詳細を紹介しますので、「在庫車リスト」もぜひご覧ください。


ホームページの更新時に誤って続きが消えてしまいました。
車輌は完成し、販売済みとなっております。
完成時の状態は「1964y MORRIS MINI MOKE」をご覧ください。

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