1967年製 ライレー エルフMK−Vのボディ補修風景を紹介します。
今回はリア廻りのボディ板金です。




最初に錆びてる(腐ってた?)写真が無いのが残念ですが、最後まで見て下さい。
このライレーは、機関は調子イイのですが、リア廻りの錆びがちょっと気になってました。
そこで、ひどくなる前に補修する事に決定です。

まず、錆びている部分を切り取り、新たに鉄板を溶接し、復活させていきます。
溶接するのも普通の鉄板でなく、ステンレス材を使用しています。
5年後、10年後を考えて、極力錆びが発生しないように気を使っています。


左右のリアフェンダーです。
本来、ここにモールが付くのですが、その付近にかなり錆びが出てました。
右はクォーターウインドウの下にもかなりの錆びが。



そして、リアピラーの下側。
ここの部分は、表面上は大して錆びて無かったのですが、塗装を落としたら意外と錆びが広がってました。
元の状態をお見せ出来ないのが残念。

撮影時の姿が映ってしまい、ちょっとだけ恥ずかしかったりします。



右クオーターのアップです。
キレイに錆びは無くなってます。
小さな穴は、モール取り付け用の穴です。




数日後、鉄板を研いだ上にパテで整形していきます。
パテは必要最小限に。
ここが職人の腕の見せ所です。



まずは右側から。
黄色く見える所がパテが盛ってある部分です。
ここから更に研いで、段差をどんどん無くしていきます

3枚目の写真に思いっきり影が・・・。



そして左側です。
こちらもこれから研いでいきます。
モール用の小さな穴が開けてあるのが分かりますか?



リア側のカットです。
ピラー下はアールがあるので、ラインを崩さないように気をつけて作業していきます。
素人ではマネ出来ない部分ですね。



後は、右後ピラー上側と左ドアのガラス下側の錆び取りとパテ埋めです。
ここも、これから研いで仕上げていきます。