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「ただ今、仕事中」のコーナーでも紹介している1300S。 1980年代の中頃に作られ輸入されました。 当時は1000ccのミニしかなく、1300ccと言えばMK−1〜3のクーパーSしかありませんでした。 そこで1000ccのボディにメトロ1300ccエンジンを搭載した1300Sがつくられたのです。 この車輌は、その中の数少ない1台。 塗装はヤレていましたがボディ状態は良く、ボディの塗装、そして機関、足回りとNEWパーツを多数使い、今後15年は乗り続けて頂けるよう全てを仕上ました。 それでは、詳細を紹介します。 |
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今回、ボディを全塗装するにあたり選択したのはクリーム色。 少しオシャレをして雰囲気良く乗って頂きたいと思い色を決定しました。 また、クリーム色のボディに合わせ、ルーフは赤みを帯びた茶色に。 全体をMK−2のイメージで統一し仕上ました。 |
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グリルやミラー、エンブレム、バンパーといったパーツは全てNEWパーツを使用。 全体のイメージからレザー製ボンネット・ストラップを取り付けました。 ミラーは雰囲気を考え、TEXのナス型を選択しています。 全体にシックにまとめてみました。 |
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リア回りもMK−2のイメージで統一しています。 可倒式のライセンスランプ、2色テールレンズにバックランプ、そしてバンパー等、リア回りもNEWパーツを多数使用しています。 |
| 細かい所まで丁寧に仕上たボディを隅々までご覧下さい。 バランス良く、そして雰囲気良くまとまっていると思います。 |
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ホイールはオリジナルの3.5Jスチールホイールを全て剥離し、ボディ同色で仕上ました。 ホイールキャップも取り付けることで、ミニらしさが良く出ている部分でもあります。 |
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1300Sは4輪ドラムブレーキ。 フェンダーレスでキレイにホイールが収まるのはドラムブレーキの特権。 ドラムブレーキの整備はもちろん、サスペンションに関しても全て整備済み。 また、「ドラムブレーキは効かない?」と思われる方もいますが、決してそんな事はありません。 むしろ60km/hであればドラムの方が効きが良いくらいです。 これが本来のミニのブレーキです。 |
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ボディを仕上るにあたり、内装も全て張り替えています。 写真はフロント・シートです。 シートカラーは少し濃い赤とし、レザーで新しく張り替えました。 ヘッドレストは好みで着脱可能としています。 内張りもシートと同じレザーで張り替えました。 少し絞りの入った、通常のレザーよりも高級なレザーを奢っています。 |
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リアシートもフロント同様に張替えました。 サイドポケットの内張り、リアシェルフも同じレザーを使用しています。 |
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3連センターメーターはそのままに、メーター脇のダッシュライナーはNEWパーツへ交換。 また、現車は左ハンドルですが、追加オプションで右ハンドルへも変更致します。 |
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写真は天井の内張りです。 劣化し汚れていた内張りは外し、オリジナルと同様のパンチングレザーで張り替えました。 |
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エンジンはオリジナルのままですが、基本整備はしっかりと行っています。 油脂類はもちろん、点火系などの消耗品も交換済みです。 |
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キャブレターはSU1・1/2キャブレター。 インマニをミニスペアーズ製に変更し、3ブランチLCBを装備。 キャブレターの分解/OHも行っています。 |
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| ボディ錆取りオールペイントにて仕上げ済み 外装NEWパーツ多数 |
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| @油脂類交換 点火系パーツ交換 ブレーキマスターシリンダーASSY交換 アクセルワイヤー交換 ステディブッシュ交換 点火時期調整 エンジン調整 Aクラッチディスク交換 レリーズベアリング交換 B水回り点検 Cキャブレター分解オーバーホール キャブレター フロート交換 キャブレター調整 D足回り各部点検調整 グリスアップ 左インナージョイント交換 ドライブシャフト アウターブーツ交換 ステアリングラックブーツ交換 Eブレーキ各部点検調整 F/RホイールシリンダーASSY交換 F/Rブレーキシュー交換 FNEWラジアルタイヤ その他フルメンテナンス済み 右ハンドルを希望の方は、追加11万円で変更致します。 |
| 隅々まで手を入れて仕上た1300S。 当時500台ほどしか作成されておらず、日本へ輸入されたのが200台程度。 現存する車輌は100台無いでしょう。 その希少な車輌、しかも元の程度が良い車輌というのは中々ありません。 更に磨きをかけ、生まれ変わったこの1300Sは、大人がオシャレをして乗りたくなるようなイメージで仕上ています。 もちろん、機関、足回り等に関してもフルメンテナンス済み。 ミニがもっと貴重でオシャレの代名詞であった時代に戻ったようにセンス良く乗りこなして頂きたいです。 尚、この車輌の仕上げの様子は「オールペイント MK−IIスタイル作成」で紹介しています。 そちらも参考に見てみて下さい。 |

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