希少キャブクーパーをベースに、エンジンをフルオーバーホール&ライト・チューニングした車輌です。 元々の走行は60000kmで、ギアBOXにトラブルがあった為オーバーホールを行いました。 エンジンは消耗品交換を行い、ヘッドのポート加工、SUツインキャブ、LCBを装備。 ミッション、クラッチもオーバーホール済みです。 オーバーホールされたエンジンは、とてもスムーズに回り、加工ヘッド、ツインキャブによって低速でも乗りやすく、高回転まで回すとパワーも出ています。 回転を上げていくと力が出る感じですね。 もちろん慣らし中ですので、慣らし運転が完了する頃には、もっとスムーズに回るようになるでしょう。 新車時の機械で組まれたエンジンと違い、細部までしっかりと組み上げられたエンジンはまるで別物。 今現在では新車はありませんが、比べる事が出来れば違いは明らかです。 じっくりと慣らし運転からはじめて頂き、乗れば乗るほど調子良くなってくるエンジンを是非体験してみて下さい。 


エンジン・ミッション・クラッチ
 フルオーバーホール
ヘッドポート加工
SU1・1/4ツインキャブ


ポート加工

左写真の3つの四角い穴と2つの丸い穴がポート。 四角は排気用、丸は吸気用。 ノーマルはここに段差があり空気(混合気)の流れが悪い。 そこで段差を無くし、さらに効率を考えながら大きくする。 ポートを広げる事によりより多くの混合気が入るようになりパワーが出る。 左の写真はチューニングヘッドの為、穴も大きく、滑らかになっている。 ミニのノーマルヘッドは鋳物の為固く、加工が大変。

SU1・1/4ツインキャブレター

ミニの標準装備でもあるSUキャブレターですが、ノーマル・ミニはキャブレターが1つ。(クーパーSを除く) それを2つ装備し、効率良くより多くのガソリンが送り込めるのがツインキャブ。 1・1/4というのはキャブレターのサイズ(インチ)で、スロットル部分の穴の大きさ。 ミニでは標準で1・1/4、1・1/2、1・3/4の3種類がある。


SPAXショックアブソーバー
Hi−Lo KIT
ステンメッシュ ブレーキホース
ミニの必需品であるHi−Lo KIT、そしてショックをSPAXに交換。 Hi−Loは車高を下げる為のパーツではなく、車高を均一にする為に必ず必要なもの。 Hi−Loについては、「どうしてだろう?」コーナーの「Hi−Lo KITの必要性」で詳しく紹介しています。 これからエンジンの慣らしが終わり、パワーを出しきれる様になったら足回りをセットアップしていきたいですね。 ショックをAVOやGAZに変えたり、ネガキャンを組んでいきたい所です。


SPAXショックアブソーバー

ミニの中では定番のショック。 乗り心地は固めで、コーナリング時にリアが跳ねるような感じになる。 その乗り心地が好きという人も多い。 特に永くミニに乗っている人には、ミニらしい乗り心地という事で選ぶ人もいる。


3連センターメーターKIT(NEW)
インダッシュ・エアコン
エアコン・コンバーションKIT
インテリアは、メーターを3連センターメーター(NEW)に変更。 それに合わせて、インダッシュ・エアコンをコンバージョンKITにて移設。 インダッシュ・エアコン付き車の場合、センターメーター化するに当たってエアコンの吹き出し口の移動が必要になります。 何種類かコンバージョンKITは出ていますが、今回はウッドパネル等を必要としない物にしました。 この形の物はメーター右側がスッキリするのが良いですね。 また、メーターパネル上部のダッシュライナーは、ガラスを外して貼り付け。 その他、インテリアは基本的にノーマルですので、これから乗られる方の好みでレーシーに仕上げるもよし、オールド風に仕上げるのも良いでしょう。 


インダッシュ・エアコン コンバージョンKIT

エアコンの吹き出し口を移動するKIT。 ウッドパネルやレーザーパネルを付け、その左右の口(フレッシュ・エア用)からエアコン風を出すタイプと、この車輌に付けられているメーター左側だけパネルを付けるタイプが一般的。 好みのもよるが、この車輌のタイプだとメーター右側がスッキリし、エアコンの風量も減らないのが利点。 ウッドなどのパネルを付けるタイプは、エアコンの吹き出し口が見えなくなり、エアコン・レスのようになるが、パネル代が掛かってしまうのと、風量が弱くなってしまうという欠点がある。

ノーマルシート

内装は基本的にオリジナル。 乗る方の体型に合わせシート等を変更し、ポジションを作りたい。 シートポジションについては、「ちょっとイイ話し」コーナーの「シートポジション」を参考にして下さい。 それこそミニの内装関係のパーツは山ほどあるので、お好みでドレスアップしていって下さい。
ダッシュライナー

センターメーター化をし、クラッシュパット(上)を外した部分に貼るレザー。 フロントガラスを外さずに貼る場合、どうしてもウエザーストリップが邪魔になり奥まで貼る事が出来ない。 ガラスを外し、奥までしっかりと貼り付けると仕上がりが良い。


クリアガラス
 (フロント、リア、ドア×2、クォーター×2)
5Jオーバーフェンダーにレボリューションの5Jアルミホイール。 そしてミラーをTEXのフェンダミラーを選択しました。 バンパーをキャブクーパー純正の角バンパーから丸バンパーへ変更。 そしてフロントマーカーもオールドタイプに変更しています。 また、オールドのミニはガラスがクリアで、クリアガラスの方が全体の雰囲気が良く見えます。 そこでガラス6枚を色付きからあえてクリアガラスに変更、同時にウェザーストリップを新品にしています。 後にオールド・スタイルに仕上げた場合、クリアガラスが良いですね。


5Jオーバーフェンダー
フェンダー メッキモール
レボリューション アルミホイール
 5J12インチ
メッキ丸バンパー
オールドタイプ フロントマーカー

TEXフェンダーミラー
ドアミラー穴埋め・塗装
メッキ丸バンパー
RS−Rステン
 センター出しマフラー


角バンパー&丸バンパー

一時期、バンパーの形状が変更されていました。 俗に言う角バンパー(左写真)です。 バンパー全体が角ばっており、長さも少しだけ長くなっています。 ミニの丸っこい姿には丸バンパーが似合うので、角バンパーから変更する人も多い。 変更する場合、角と丸で留め方が違うので、丸バンパー用のナットが必要。 90年代半ばから、また丸バンパーに戻されました。

油脂類交換
消耗品交換
エンジン・ミッション・クラッチ フルオーバーホール済み
足回り点検整備済み
各部点検整備渡し

またまたキャブクーパーを仕上げました。 上記内容で仕上げたエンジンはノーマルと比較してトルクもあり、走る事がちょっとだけ楽しくなる仕様です。 是非、他の車輌と比較してみて下さい。 オーバーホールを行ったエンジンの素晴らしさが理解して頂けると思います。 長く大事にして頂ける車輌です。 まずは慣らし運転から始めて下さい。

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